現役販売員の鶴田です。
細すぎるスラックスは、スタイルが悪く見えます。正しいサイズでスラックスを選べば、足を長く見せることが出来ますよ。
細身=オシャレだと思っている人、驚愕の内容です。
目次
サイズがあったスラックスは美脚効果ナンバーワンのパンツ
実はスラックスは、男性の足を最も長くまっすぐ、キレイに見せてくれるパンツです。
足にフィットしすぎないシルエットは、華奢な足やムチムチした足を隠してくれる。
また、チノパンやジーンズは生地が硬く、履くとどうしてもゴワゴワしてシワが出来てしまいます。シワが入ると、足のラインがシワで途切れてしまって、美脚効果が低くなってしまいます。

それに比べてスラックスは、生地が柔らかく、シワになるなくことなくストンと下に落ちてくれる。生地がストンとシワなく落ちてくれることで、足のラインが途切れることなく足元まで、伸びて足が長く見えます。

センタープレスが入ることで、より足が長く見える効果が高くなりますね。スラックスは、ちゃんとサイズを選べば、男性の足をもっともキレイに見せてくれるパンツなんです。
でも、これはあくまでサイズが合っていればの話。
サイズが合っていないと
- 足のムチムチ感を拾ってしまう
- 華奢な足が目立ってしまう
- シワが入ると美脚効果が下がる
- パツパツだとセンタープレスが消えてしまう
といった感じに、スラックスのメリットが全部なくなってしまいます。
「スーツは細身を選びましょう」のアドバイスには気を付けよう
よくあるスーツの着こなし指南では、こんな「スーツは細身を選びましょう」というアドバイスをしていることがほとんど。
体に合わない大きなサイズを着ると、生地が余りすぎてムダなシワが出来てしまいます。こんなシワは周りに「だらしない印象」を与えるだけでなくスタイルさえ悪く見せてしまうものです。

生地が余ってできるシワだから、生地の余りを減らせば、このシワは消すことが出来ます。だからスーツの着こなし指南では、「細身のサイズを選ぼう」とアドバイスされるわけです。
大きいサイズを選んでしまいがちな人に、「細身を選びましょう」とアドバイスをするのは、効果的ですが...。
細身のファッションを好む20~30代の場合、「細ければ細いほどオシャレ」と間違って解釈をされてしまっている人が多いのが現状。
細すぎるスラックスはスタイルを悪く見せる
細すぎるサイズを選ぶと一気にスラックスの足長効果も半減してしまう。スラックスはチノパンやジーンズと比べて圧倒的に柔らかい素材を使っています。
チノパンやジーンズならピタピタに体にフィットさせても堅い素材感が足の筋肉や脂肪の膨らみを押さえてくれて足を細く見せてくれる。

これがスラックスとなると別。
素材が柔らかいため、足に張り付くようなタイトなサイズを選ぶと足の膨らみがダイレクトにパンツのシルエットに、拾われてしまいます。しかもタイトなサイズ感のため生地が引っ張られて横ジワも入ってしまう。

足の膨らみを拾ってしまい、かつ横ジワの入ったシルエットは足をムチムチにボンレスハムのように見せてしまうのです。画像のようなシルエットでスラックスを選んでしまっているサラリーマンは実に多い。特に20~30代に多いかな。
試しに通勤電車の中を見回してみてください。こういうサイズ感でスラックスを選んでいる人は必ずと言っていいほど足がムチムチ・短く見えていることに気づくはず。
スラックスの正しいサイズ感は、「ヒップ」と「ふともも」が目安
人の振り見て我が振り直せ...ということで正しいスラックスのサイズ選びを。
下半身の中で大きなふくらみを持つのがヒップと太もも。スラックスのパツパツ感を強調するのが、この2か所。ココのフィット感が強すぎると、ムチムチしたり・パツパツして見えてスラックスの足長効果が低くなります。
下に書いてある要領で手持ちのスラックスのサイズを確認してみてください。
横のポケットの開きでヒップのサイズを確認
まずはヒップ。
スラックスを履いた時にスラックスの横ポケットがパカッと開いてしまうのはキツ過ぎ。
お尻の大きさに対してヒップ周りの生地が足りなくて、引っ張られて起きるのが「ポケットが開く」という現象。ポケットが開いたらワンサイズ大きくするのがベストですね。

太もも周りの生地の余りをつまんで確認しよう
次に太もも。体の構造上、ヒップのサイズが合っていれば太もものサイズも合うことがほとんどですが念のため。
スラックスを履いたらモモの裏の生地を摘まんでみてください。1.5センチ程度摘まめれば、サイズはオッケー。その証拠にセンタープレスも綺麗に見えるはず。
ココのゆとりが1.5センチ以下だとムチムチ感が出るだけでなく、センタープレスが入る余裕もないので足がまっすぐに見えなくなる。とはいえ、「エイッ」と生地を無理やり引っ張れば、どんなにピタピタでも1.5センチくらい摘まめてしまうものです。引っ張らないと生地をつかめないなら、そもそもNG。
確認方法はあくまで自然に余っている生地を軽く摘まむ程度。それで1.5センチ摘まめるようならスラックスのシルエットが綺麗に出る事でしょう。
今回、解説したのは、スラックスの「幅」の選び方。サイズは「幅」と「丈」に分かれます。「丈」についてはスラックスの正しいサイズの選び方。サイズは「幅」と「丈」に分けると選びやすいで解説しています。
One Reply to “細すぎ注意!スラックスの間違ったサイズ選び。お尻と太ももを目安に、程々の細さにしよう。”
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