新社会人は最初の1着にアンコンの紺無地スーツを揃えよう!

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スリーピースのおすすめ生地

現役販売員の鶴田です。

 

成人式も終わり、若者の次の大きな門出は入社式=フレッシャーズスーツ。つまり入社が決まった新社会人が仕事用に新調するスーツの事ですね。実はフレッシャーズスーツは匙加減が難しい。

 

入学式、成人式、就活などスーツをそれなりに着てきてなんとなくこだわりも出てきたし。リクルートスーツのような地味で手堅いだけのスーツはもう飽きたし、かといって入社していきなり上司や取引先に目を付けられるようなスーツは困るし...。

 

こんな気持ちの入社を控えた新社会人も多いのではないでしょうか?そんなわがままを答えてくれるスーツを解説します。今の内から知識を仕入れておけば、早いうちに購入して、新調したスーツで卒業式に臨むことだってできます。

 

ノーパッドの紺無地はコストパフォーマンス抜群

ぶっちゃけ、せっかく入社に備えてもスーツを購入してもゴールデンウィークが終わればやってくるのがクールビズ。クールビズ用のジャケットやスラックスを購入しなければいけません。これってすごくコスパが悪い。どうせだったらゴールデンウィーク前はスーツとして使えて、クールビズが始まればジャケットやスラックスとして使えるスーツがあれば便利だと思いませんか?

 

そんなコストパフォーマンス抜群のスーツこそ「アンコンスーツ」。アンコンとはアンコストラステッドの略。コンストラクテッドとは「構築的」の意味。スーツにおいては肩パッドや、ジャケットに張りを持たす「芯地」といった副資材を使って文字通り「構築的」に仕立てることを指します。これに否定形である「アン」が付くことで意味するのは「非構築的」。肩パッドや芯地など副資材を極力省き、軽く柔らかい仕立てにしたのがアンコンスーツ。

 

クルービズ用のジャケットを含む、単品使用を目的としたジャケットとアンコンスーツは実はほとんど同じシルエット。上下同じ生地のジャケットとスラックスの組わせ故にスーツとして使え、単品ジャケットと同じシルエット故にクールビズでジャケットとスラックスのバラ使いが出来る。

 

リクルートスーツに飽きてしまった人にもアンコンスーツはおすすめ。「スーツは肩で着る」なんて言いますが、スーツの違い、とりわけジャケットの違いは「肩」に現れます。

イタリアンスーツ

photo by https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-49-9b/subara_p_nosuke/folder/1573101/44/65009244/img_0_m?1430739435

ブリティッシュモデル

photo by http://t-katsura.sakura.ne.jp/sblo_files/t-katsurablog/image/08.8.8-1.jpg

上の画像を見比べてみると、「肩だけでこんなに違うものか」とお気づきになる筈。上は肩パッドのないアンコンスーツ。上は肩パッドが入った、スーツの定番型。スーツはシルエットの直線や張りで「緊張感」を表現します。緊張感から導き出されるのは、真面目さやフォーマルさ。シチュエーションに置き換えればその構図は分かりやすい。冠婚葬祭など緊張感がある場は、総じて真面目な雰囲気だったり、フォーマルな場であることがほとんど。

 

就活といった、真面目な場で選ばれるのは当然肩パッド入りのスーツ。肩パッドの無いアンコンスーツは、緊張感のあるリクルートスーツとは違い、いい意味で適度に肩の力が抜けたシルエット。シルエットをリクルートスーツと差別化することで、着こなしや着たときの気分に鮮度をあたえてくれるのです。

 

またアンコンスーツは副資材を省いているだけあって着心地は非常に軽いものが多い。慣れない環境で緊張の連続の新社会人、スーツの着心地くらいはリラックスできるものを選ぶほうが疲れにくく仕事や研修に集中できるというもの。着心地の面でもアンコンスーツは、新社会人にうってつけなのです。

 

という話をすると、浮かんでくるのが「新入社員なのに、そんなシルエット選んでいいの?」という不安。

 

色でシルエットとバランスを取る

多くの企業で新入社員に求められるのは、とにかく真面目であること。「そんなこと、わかっとるわ!」なんて方の多いでしょう。だからこそ着回ししやすいからと言って、肩パッド入りのスーツよりもリラックス感のあるアンコンスーツを取り入れるのに不安を持つのも当然。

 

スーツは主に「シルエット」「色」「柄」「素材の風合い」の4つの要素で構成されます。シルエットでリラックス感を感じるなら、他の3要素で真面目さを補うことで新入社員らしい真面目な雰囲気を作り出すことが出来ます。

 

スーツにおけるフォーマル(真面目さ)⇔カジュアルさの簡単な見極め方は

  • 色は暗いほどフォーマル・明るいほどカジュアル
  • 黒はフォーマル。紺・グレーはビジネス。それ以外、茶色やベージュはカジュアル
  • 柄は弱ければ弱いほどフォーマル、強ければ強いほどカジュアル
  • 柄は無地がフォーマル、ビジネスは無地かストライプ、カジュアルがチェック
  • 素材はツルツルしているほどフォーマル・ザラザラしているほどカジュアル

この法則は、スーツの生みの親である英国貴族がスーツを「フォーマル用」・「仕事用」・「遊び用」に分けていたことを起源としたもの。その棲み分け方が脈々と受け継がれ現代においても万人に共通する感覚として根付いています。どこでも誰にでも共通する感覚なので、これを覚えるだけで「このスーツはうちの会社で着ても大丈夫かな~」という不安が大幅に軽減される。

 

スーツを構成する4要素の中でも、一番大きな影響をもたらすのは「色」。100メートル先から見たら、「シルエット」も「柄」も「素材」もへったくれもありませんが色は分かるもの。どんなに真面目なシルエット・柄・素材でも色が真っ白な物を選んでしまっては台無しでしょ?

 

言い方を変えれば「色さえ真面目にしておけば、多少遊んでも問題なし」という事。

 

じゃあ何色を選べばいいのか?それは暗いトーンの紺、ダークネイビーがおすすめ。

 

上記の法則に基づくとビジネスに最適なのは紺かグレー、色は暗め。紺かグレーの暗いスーツの総称を「ダークスーツ」と言います。これは英国紳士が都市で仕事をするときに持ち入られた「タウン仕様」のスーツを源流とするスーツ。色の鮮やかさを表す「彩度」が低く、明るさを表す「明度」が低いのがダークスーツの特徴。フォーマル用のスーツである「黒」よりは若干彩度は高め、かつ砕けたスーツに使われる茶色いやベージュよりは彩度は低め。

 

遊び以上フォーマル未満の彩度を持つ、紺やグレーはビジネスにうってつけなわけです。さらに色を暗いダークトーンで選ぶことでストイックさが増し、真面目な印象を作り出す。

 

「だったら紺じゃなくて、グレーでもいいじゃん。なんで紺がおすすめなの?」

 

これは「新入社員」という立場との調和を考慮してのチョイス。紺は最も暗い青の事を指す色。青は人に「清潔感」・「さわやかさ」などを連想させる色。そして新入社員は、大卒だったら22歳、専門卒なら20歳と社会において最も若い年代。青の持つ「清潔感」・「さわやかさ」と新入社員の「若々しさ」が調和し、統一感を生むのです。

 

スーツファッションにおけるオシャレの極意は高級感・統一感・立体感の「3つの感」を網羅すること。高級感は、大人にふさわしい品格をもたらす。統一感は周囲の人に知性を感じさせる。立体感は男らしい肉体を感じさせ、頼りがい・信頼感を与えてくれる。統一感はコーディネートだけに及ばず、人と服の間にも生まれます。

 

もちろん、老け顔の新社会人という人もいるでしょう。そういう場合も内面との調和を考えるとダークネイビーがおすすめ。老け顔に渋いダークグレーを合わすと新人らしからね落着きを作り出してくれる。一見メリットにも感じますが、新人故に業務知識が乏しい内面と、「落着き過ぎた外見」は大きなギャップを生み出す。

 

新人は分からないことだらけで当然。でも外見が「出来る風」すぎると「頼りになりそうだと思ったのに、意外と出来ないのね...」なんてマイナス評価になりがち。特に接客関係の仕事につく人は注意。お客様は店員がベテランなのか、新人なのか知る由もありません。渋すぎるベテラン風な外見は思わぬマイナス評価は受けてしまう事になりかねないので、清潔感・さわやかさを感じるダークネイビーが最適なのです。

 

色の話が長くなりましたが...柄は無地がおすすめ。ストライプを選ぶとジャケット・スラックス単品で使う時にどうしてもスーツの片割れを流用している、そんな風に見えてしまう。単品汎用性を狙うなら無地がおすすめ。

 

無地がつまらない、柄もリクルートスーツと差別化したい。そんな人はピンヘッド柄がおすすめ。

スリーピースのおすすめ生地

photo by http://okakeiichi.com/wp-content/uploads/2014/01/20140115005.jpg

ピンヘッドはその名の通りピンでつついた様な非常に細かい柄。遠目で見ると無地に見え、単品汎用性も高いかつ近くで見るとニュアンスを感じる為リクルートスーツとの差別化も出来ます。しかも柄が弱いため、上司や取引先の目を気にする必要もなし。一石三鳥ながらです

 

新社会人は耐久性も大事

スーツは一度着たら着用時間の3倍、日数にして大体2~3日は休ませる方がグッと長持ちする。とはいえ、せっかく新調したフレッシャーズスーツ。リクルートスーツも持っているけれどオシャレなフレッシャーズスーツの方をたくさん着たいのが本望でしょう。

 

オシャレで大事なのは「ダサい日を作らないこと」。オシャレなファッションとダサいファッションでは、ダサいファッションのほうが印象に残りやすい。どんなに毎日オシャレな服装をして「オシャレな人」という評価を得ても、一日ダサい服装があると「アッ…意外とダサいんだ」という印象が強くなってしまう。

 

そうならないコツは毎日同じような着こなしで良いから、お気に入りの着こなしをすること。「着こなしのバリエーションを増やさなきゃ」なんて幻想。モデルでもない、我々一般人がなんでも着こなせるわけがない...な~んて話は後日記事にしたいと思いますが。お気に入りのスーツがあるんだったら、バリエーションなんて気にしないでそれをガシガシ着るべき。気にいってない服をバリエーションの為に無理して着る、これをやめるだけでオシャレは格段と底上げされます。

 

毎日お気に入りのスーツを着るうえでネックになるのが「耐久性」。手持ちのスーツが少ない新社会人は、お気に入りのスーツとなるとどうしても一着に偏ってしまう。スーツは着用時の汗(冬でも知らず知らず搔いているのもの)が乾ききらないうちに着用すると、毛羽だってきたり、テカリが出てしまう。たくさん着たくても、たくさん着れないのがスーツなのです。

 

そんな悩みを解決してくれるのが、コンバットウール。

コンバットウール

photo by http://session-loungelizard.blogspot.jp/2017/02/new-wide-trousersfeb28thtue.html

 

バッグでおなじみのコーデュラ社が作り出すナイロンの7倍の強度を誇る「コーデュラナイロン」をウールに混紡したのがコンバットウール。テカリ、毛玉、毛羽立ち、スーツの痛みの原因のほとんどが着用時摩擦によって起きるものですが、このコンバットウールの摩擦強度はウールの10倍以上。単純に通常のスーツの10倍長く着れる...というわけではありませんがかなり心強いのに変わりはないでしょう。

 

ナイロン混合とはいえ、若干の硬さこそありますが化繊混紡特有のシャカシャカした乾いた艶感は皆無。見た目から感じる質感はウールそのもの。入社まで職場のドレスコードがつかめない、そんな状況でも安心して職場に着て行けることが出来る素材です。

 

セレクトショップからスーツ量販店に至るまでこの手の機能素材を使ったスーツの取り扱いは拡大されつつあります。「丈夫な紺無地の生地を、アンコン仕立てスーツ」。比較的見つけるハードルが低いスーツなのでまずは近場のお買い物スポットで試着だけでも試してみてください。

 

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