現役販売員の鶴田です。
ハンカチをジャケットの胸ポケットに入れると、グッとオシャレに見えます。
今回はカッコつけているように見えがちなチーフをさりげなく取り入れる方法を解説します。
目次
ノータイにスーツの上着orジャケットは寂しく見えがち
一般的なクールビズ期間は、10月1日まで。ノータイで仕事をする期間は、まだまだ長いのです。
...とはいえ、ちょろちょろシャツ一枚では、肌寒い日も増えてきたわけで。そろそろノータイにジャケットorスーツの上着を合わせる時期が近づいてきましたね。
でも、ノータイのジャケット&ドレスシャツ(いわゆるワイシャツ)スタイルは、ネクタイをしている時と比べて、どうしても寂しく見えてしまいがち。
画像で見比べても、ノータイになると、コーディネートが一気に寂しくなるのがわかるはず。
もちろん、ネクタイをすれば問題解決なわけですが...。さすがに、タイドアップ(ネクタイをすること)は暑い(^-^;
ノータイの通気性は、そのままにノータイの寂しさを解消するのが、9~10月のクールビズをオシャレに着飾るコツです。
ノータイの寂しさを解消してくれるのがチーフ
ノータイは寂しい。でも、ネクタイは暑い。
この問題を解決してくれるのが、チーフです。
「チーフなんて、少ししか見えないでしょ?」
「そんなちょっとのことで変わるの?」
スーツやジャケパンスタイルに重要なのが、「立体感」です。詳しくはスーツをオシャレに着こなすために必要なのは、立体感、高級感、統一感の「3つの感」で解説しています。
で、ジャケットは胸回りの厚みを強調して、男らしく見せるために、立体的に作られています。胸回りが強調される=胸回りが目立つように作られているのがジャケット。
目立つ胸回りだからこそ、チーフがごくわずかに胸ポケットから覗くだけ、印象に大きな変化が生まれるのです。
画像を見れば、一目瞭然でしょう。同じノータイでも、チーフを差すだけで、寂しさが解消されるのがわかるはず。
機能性・実用性のないアクセサリーは、キザになりがち
「でも、チーフってカッコつけてる感じがして恥ずかしい...」
チーフだけじゃなく、ネックレスにブレスレットetc...アクセサリー全般は実用性・機能性はゼロ。
アクセサリーを付けると、機能性がないがゆえに、「オシャレの為だけに着けている」感=「カッコつけ感」が出てしまうものです。
逆に言うと...実用性があれば、アクセサリーを付けても、カッコつけ感が出ずに、さりげなくオシャレが出来るということ。
例えば
- ブレスレットではなくて、腕時計
- オシャレ指輪じゃなくて、結婚指輪
- 夏にストールじゃなくて、冬にマフラー
といった感じ。
腕時計については、スーツに合う時計のデザインはどんなの?クールビズもオシャレ度ランクアップの時計選びで解説しています。
これだったら、恥ずかしくないですよね?
アクセサリーに実用性を持たすことが、さりげなくオシャレをするコツなのです。
ハンカチをジャケットの胸ポケットに入れてみよう
「チーフ」というと、シルク製のものがほとんど。シルク製のチーフは耐久性も低く、水に弱いため実用性ゼロ。どうしてもカッコつけ感が出てしまいます。
そこでおすすめなのが、ハンカチをチーフ代わりに胸ポケットに入れる...というテクニック。
ハンカチだから実用性はアリ。ハンカチをしまうポケットをお尻ポケットから、ジャケットの胸ポケットに入れ替えただけです。これなら恥ずかしくないでしょう。
エリザベス女王付きのデザイナーであったハーディ・エイミス氏。

彼は、著書である「ハーディ・エイミスのイギリスの紳士服」の中でチーフについて、以下のように語っています。
一番大切なことは、ハンカチーフが使われているように見えなくてはいけない、またそう見せなくてはいけないということだ。胸ポケットに入れて見せるハンカチを一枚、実際使う分として別にもう一枚持つのは、男が見せる最もダサいしぐさである。
つまり、実用的なアイテムであるハンカチを胸ポケットに差して、手を拭いたり、実際に使いましょうね。そうすれば、さりげなく着飾れますよ...という話。
とはいっても、パッと見で、シルクのチーフと綿素材のハンカチの見分けがつく人が、どれ位いるのかというと...。ほとんどいなハズ。
さりげなく着飾るには、いかにも「さっき手を洗うのに使いましたよ」・「これはハンカチで、実用品ですよ」とわかるような、チーフの差し方をする必要があります。
ハンカチの差し方
ここまで解説すると「なんか難しそうだな」なんて思う人も多そうですが...。
実は、ハンカチの差し方はとっても簡単。広げたハンカチの、真ん中をつまんで胸ポケットに突っ込むむだけ。簡単ですよね?
いわゆる「クラッシュド」と呼ばれる差し方ですね。

上で紹介したハーディ・エイミス氏は、「今まさに手をふく(鼻をかむ)のに、使ったかのような無造作なチーフの差し方こそ、オシャレ」と語っております。無造作な差し方である「クラッシュド」は、着こなしをナチュラルかつオシャレに見せてくれます。
「クラッシュド」は、ハンカチのヒラヒラしたほうをポケットから覗かせますが、逆にヒラヒラしたほうをポケットに突っ込む差し方が「パフド」。

もう一つの定番の差し方が、「TVホールド」。四角く畳んだチーフを、ポケットから少しのぞかせるのが、ポイント。
「ポケットに納まればいいや!」くらいの気持ちで、ラフに畳んで、ポケットに突っ込むのが良いでしょう。。その方がカッコつけ感が押さえられたさりげない見え方になります。

見え方もさりげなくて、畳み方も簡単に思える「TVホールド」ですが...。実は胸ポケットの横幅や深さに合わせて、緻密に畳んで、サイズ調整が必要。でないと、ポケットに入れにくかったり、収まりが悪かったり、ポケットの中に沈んで見えなくなっちゃったり(^-^;
畳み方もハンカチの大きさに、よって変える必要があったり...。意外と気を遣うのが、TVホールド。

ハンカチを使うたびに、TVホールドで差すのは、大変なので...。手をふくなり、実際にハンカチを使った後は、「クラッシュド」や「パフド」でポケットに突っ込むのが良いでしょう。
試しに、家にあるハンカチをジャケットの胸ポケットに入れてみてください。ノータイでも寂しく見えないのに気づくはず。
チーフ代わりに最適なハンカチは、シャツ生地素材
ハンカチというと、吸水性バツグンのハンドタオルも人気ですが...。

スーツのコーディネートに大切なのは、「統一感」。フォーマルな服であるスーツに、スポーティなハンドタオルは合いません。
フォーマル感=高級感=ツヤ感です。ハンドタオルよりも、艶を感じるシャツ生地のハンカチが、スーツに合わせるには最適です。
気軽な値段だと、無印良品の「オーガニックコットンブロードハンカチ」がおすすめ。適度に艶もアリ、値段はわずか税込み290円!!シルク製のチーフが数千円が相場なのを考えると、圧倒的に安い。しかもハンカチだから実用的。

誰もが何枚か持っている「ハンカチ」。パンツの後ろポケットや、カバンの中にしまってしまうのはもったいないですよ。ジャケットの胸ポケットに入れて「手も拭けて、オシャレにも見える」の一石二鳥の使い方をぜひしてみてください。
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。
3 Replies to “ビジネスで使っても、キザにならないチーフとは?綿素材のハンカチを胸ポケットに入れよう”
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