体型別!似合うウォームビズニットを解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

現役スーツ販売員の鶴田です。

寒くはなってきたものの、コートを着るにはまだ早いのが10月前後。

 

ニットを着るぐらいがちょうどいいのがこの季節なのではないでしょうか?いわゆるウォームビズ。

 

ニットと一口で言ってもローゲージにハイゲージ、ケーブル編み。カシミアにラムウール、メリノウール、シルク混合。クルーネックにVネック、オシャレ初心者には「なんのこっちゃ」なファッション用語のオンパレード。

 

今回は用語解説も兼ねて体型別に似合うウォームビズニットを解説します。

ビジネスに最適なニットとは?

最初に答えを言っちゃいます。ビジネスに最適なニットとは「ハイゲージニット」です。

 

ゲージとはニットに使われる糸の太さの事。ゲージが大きくなればなるほど糸は細く、逆に糸が太くなればなるほど太くなる。ゲージが大きいハイゲージニット、質感はなめらかで艶がある。

ハイゲージニット

photo by http://pds.exblog.jp/pds/1/200905/04/81/b0139281_16585383.jpg

ゲージが低いローゲージニットの質感は、ざらざら、凸凹で艶もない。

ローゲージニット

photo by http://blog-imgs-56.fc2.com/r/y/u/ryutam15/20120919090341f90.jpg

 

洋服の素材において、艶がある滑らかな質感はフォーマル、ざらざら、凹凸があるマットな物はカジュアルに分類されます。フォーマルの代表格であるスーツ。それの組下であるスラックスとカジュアルの代表格のデニムを比べてみればそれは明らか。

 

艶のある素材は高級かつデリケートである為、格式の高い人や特別な時に使用された。逆に粗野な質感な素材は、耐久性が高いため作業時やスポーツシーンで重宝された。こんな歴史的背景もあり、艶素材=フォーマル、粗野な素材=カジュアルという認識になったのです。

 

となればオフィシャルなシーンであるビジネスに適したのはどちらか...というのは言うまでもなく、ハイゲージニット。

 

そもそもスーツ自体、艶のある素材。艶のあるスーツには艶のあるニット。そのほうが統一感が出るというもの。スーツにおけるオシャレとは「リッチでマッチョでスマートな男性像」を表現すること。スマートで知的な男性像を表現してくれるのが統一感。アイテム同士の質感を揃えることで統一感が生まれるのです。

 

しかも高級感を感じる艶のある生地で揃えるのなら尚の事。高級感=リッチですからね。艶のある素材同士でまとめれば「リッチでスマートな男性像」が表現できるわけですからね。

 

「じゃあハイゲージニット買いに行こうっと♪」...という感じでお店に行ったら愕然とするはず。

 

一口にハイゲージと言ってもクルーネックにVネックか。プルオーバーかカーディガンか。素材はカシミヤにラムウール、メリノウールにシルク混。首回り、形、素材だけでこんなにバリエーションがあるのがニット。

 

今回は骨格診断の理論をもとにあなたに似合うニットを解説します。骨格診断とは人間の体型を3タイプに分け、各タイプの特性ごとに似合うアイテム選び・着こなし術を導き出す原理・原則。

 

骨格診断を世に広めた第一人者は山崎真理子氏。何を隠そう私の妻は山崎氏の弟子(笑)

 

妻監修のもと、骨格診断の各タイプの特徴、簡易自己診断が出来る記事を過去に執筆しています。まずはこちらの記事で自己診断をした後に本記事を読み進めてみてください。→体型別似合うトレンド素材を使ったスラックスを解説

 

ストレートタイプの似合うウォームビズニット

人間の体型を構成するのは筋肉、脂肪、骨の3要素。この中で筋肉の印象を一番強く感じるのがストレートタイプ。

 

筋肉質は表現するなら「リッチ」・「ゴージャス」という形容詞がぴったり。ストレートタイプに属する有名人の一人であるダニエル・グレイグ。

ダニエルグレイグ

photo by https://pbs.twimg.com/media/DJDUWuuXgAAeWO0.jpg

映画「007」でジェームスボンド役を務め、数々のアクションをこなす肉体を見れば「リッチ」・「ゴージャス」という形容詞がぴったり合うことも納得のハズ。

 

リッチな体にはリッチな素材を合わすことで、統一感が生まれリッチさが活きる。合わすニットも当然高級感を感じる素材を選ぶことで「似合う」。

 

高級感を感じるのはカシミヤ・メリノウール。カシミヤが高級素材なのは知っている人も多いでしょう。

 

メリノウールとは羊の品種の事。他の品種の羊と比べて、細く柔らかく艶のあるのが特徴。ストレートタイプに必要なのは高級ではなく、あくまで高級感。実際の値段云々ではなく、一見して誰もが「高級なんだろうな~」と感じることが重要。

 

似合うも似合わないも、オシャレかどうかなんて外見がすべてですからね。説明しないと伝わらない「高級さ」なんて必要ないわけです。

 

メリノウールはこの高級感に優れている。ユニクロで安価で購入できるにもかかわらず艶のあるウールは高級感を感じさせ、リッチなストレートタイプの体型に「似合う」のです。

 

素材が決まればあとは形。その選択肢はクルーネック(丸首)、Vネック、カーディガン...ジャケパンスタイルだったらタートルネックと非常に豊富。

 

ストレートタイプの特徴は身長に対して長さを感じない手足、横から見たときに厚みのある体型、特に胸板。首の詰まったニットを着ると厚い胸板が生かされず、上半身が詰まって見え窮屈そうな印象を与えてしまいます。

 

胸周りを深く切り抜いて、窮屈感を緩和し縦長の印象を作ることで本来の胸の厚さが活きてきます。一番深いVゾーンを作ってくれるのがカーディガン。

 

上質なカシミヤ・メリノウール素材で胸を深く切り取ってくれるカーディガン。これがストレートタイプに最も似合うウォームビズニット。

メリノウールカーディガンユニクロ

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400620-19

 

試しにユニクロで「メリノウールカーディガン」と他のニットと着比べてみてください。驚くほど、リッチに見えることに気づくはず。

 

リッチさを表現するにはサイズ感も重要。小さいサイズを着ると、筋肉の凹凸拾ってしまいぴちぴちした子供っぽい印象に。ゆったり着ればだらしなく、せっかくのリッチさが活きてこない。きつくもなく、ゆるくもなくジャストサイズがストレートタイプの良さが活きてきます。

 

ウェーブタイプに似合うウォームビズニット

ウェーブタイプは筋肉、脂肪、骨の中で脂肪の印象を一番強く感じるタイプ。

 

「デブ??」...という事ではありません。正確には男性の中では筋肉の主張も骨の主張も感じないソフトな体型がウェーブタイプ。

 

男性の中では一番女性に近い質感をもっているのがこのタイプの特徴。ジャニーズのタレントにウェーブタイプが多いことからもそれは納得できるはず。

 

ウェーブタイプに身体的特徴をもう一つ上げるのなら、それは「胴長」であること。何を隠そう僕も胴長ウェーブタイプ( ノД`)シクシク…

 

自分よりもずっと背の高い同級生に座高で勝ってしまった...そんな思い出のある小学生の頃の身体測定は忘れることは出来ません苦笑

 

...で、ウェーブタイプがスタイルアップするコツは「とにかく目線を上に引き上げる事」。首回りを

深く下に切れ込んだカーディガンではスタイルダウン。首の詰まったクルーネック(クルーネック)にすることで目線を引き上げることが出来るのです。

 

ただし、このクルーネック。ネクタイをした上に着ると首が詰まりすぎてネクタイの部分だけモコっと盛り上がってしまうのです。クルーネックを使うのはノータイの時にとどめておくのが賢明です。

 

タイドアップ(ネクタイをしているとき)に合わすのはVネック。ネクタイのスペースを確保しつつ、カーディガンより胸の切れ込みが浅いため目線を上に引き上げることが出来ます。

 

ウェーブタイプはソフトな雰囲気を持つ体型。同じく柔らかな素材がウェーブタイプの持つ雰囲気に調和します。メリノウールも十分柔らかく、ウェーブタイプには似合いますが予算に余裕があるならカシミヤを選んでみてください。

 

ユニクロにはメリノウールもカシミヤもあるので触り比べてみてください。カシミヤのほうが圧倒的にフワッフワなのです。カシミヤでもなるべく毛羽がたったフワフワな物をぜひ。フワフワ感が華奢なウェーブ体型を、軽快な印象に昇華してくれます。

 

カシミヤは高級素材の為、ストレートタイプにも似合いますがあまり毛羽が経ってない物を選びましょう。そのほうが筋肉質で重厚感のあるストレートタイプには調和します。

 

そんな目線で考えると毛羽がたったユニクロのカシミヤニットはウェーブ向き。ゆとりのあるサイズを選ぶと華奢な体型が負けてしまうのでサイズ選びはタイトに。

 

 

...っていうのが普通の骨格診断。ユニクロでカシミヤニットを実際に着てみると思うはず。

 
「いいんだけど...ちょっと普通すぎじゃね」と。

ここ十年近くスーツファッションのトレンドの中心にいたのが「クラシコイタリア」。クラシコイタリアは南イタリアを発祥とした「上質ベーシック」ともいうべきスタイル。紺無地のスーツに白かサックスブルーの無地シャツ、ネクタイの控え目な柄のネイビータイというクラシコイタリアの代表的なスタイルからもそのシンプルさは分かるでしょう。

 

あなたもここ数年、そんなコーディネートだったのでは?

 

人間、同じ状態が変われば、飽きてくるもの。少しだけ「脱シンプル」なものにオシャレさを見出すようになってきたのが、時代の価値観なのです。素麺が続けばカレー、おせちが続けばラーメンが食べたくなる...そんな心情はファッションにも言える事。

 

シンプルすぎるニットは「オシャレだけど、何か足りない」という風になってくるのです。

 

そこでアクセントカラーとなる色物のニットを選び脱シンプルを図る。とはいえなんの根拠も文脈もないアクセントカラーの使い方はただのでたらめなファッション。

 

ビジネスの定番であるダークスーツ。このダークスーツの文脈に合ったアクセントカラーを使うことでコーディネートに統一感が生まれます。

 

スーツにおけるオシャレとは「リッチでマッチョでスマートな男性像」を表現すること。その中でスマートで知的な男性像を表現してくれるのが統一感。単純な色彩理論ではなく、色やアイテムのルーツに言及したうえでコーディネートを組むのがスーツスタイルにおける統一感の作り方。

 

ビジネスの定番であるダークスーツは英国貴族が都市で働く時に着用した格式高いスーツ。それゆえ現代でもちょっとしたパーティーははダークスーツでも通用するくらい、実は格式高い。

 

となれば同じく格式の高い色をアクセントカラーに使うことでコーディネートに統一感が生まれます、それは紫。

アクセントカラーニット

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400621-78

紫は19世紀にビクトリア女王が喪服として使った高貴な色。日本においても聖徳太子の冠位十二階の最高位、大徳、小徳の色、格式高い色なわけです。

 

英国・日本共に格式高い色である紫をアクセントとして使えば、同じく格式の高いスーツとされるダークスーツとも調和しつつ脱シンプルなスタイルを作ることが出来ます。

 

ナチュラルタイプに似合うウォームビズニット

ナチュラルタイプは骨の主張が強い骨格タイプ。骨のゴツゴツさから感じるのは武骨さ、ナチュラルさ。

 

選ぶ素材もゴツゴツ、凸凹、ガサガサした素材。そんな素材がナチュラルタイプの持つ雰囲気には調和します。

 

本来はローゲージのざっくりしたニットが似合うものの、一般的なビジネスシーンで着用するのは難しいのが事実。ビジネスシーンに合わせつつなるべく、武骨な素材を選ぶのナチュラルタイプがスーツファッションを楽しむコツ。

 

ユニクロからお勧めするなら、ラムウール。

ラムVネックカーディガン

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400634-34

ラムウールとは生後1年以内の仔羊からとったウール。成長した羊と比べると柔らかい繊維ですが、メリノウールやカシミヤと比べるとやや硬く、ガサガサしているのが特徴。

 

メリノウールやカシミヤと比べると硬いものの、ビジネスシーンで使うには十分細く艶のある繊維。ナチュラルタイプにはうってつけです。

 

しかもこのメリノウール。画像で見れば一目瞭然ですが、霜降りのような質感になっている。この質感が「脱シンプル」なものにオシャレさを見出す今の価値観にマッチするのです。

 

あとは形を選ぶのみ。ナチュラルタイプは骨のゴツゴツ感により重厚感を感じる骨格。重さを感じる骨格故に、重厚感を感じる下重心のデザインがナチュラルタイプに調和します

 

となれば、ナチュラルタイプに似合うデザインはプルオーバー(かぶって着る服の総称)ではなく、深く下に切れ込んだVゾーンを持つカーディガンなのです。

 

自由さ、ナチュラル感を感じるナチュラルタイプはサイズ感も動きやすくラフなゆったり目が似合う。かといってゆったり過ぎは、ビジネスシーンではだらしなく印象が悪い...というもの。

 

肩が落ちない程度にゆとりのあるサイズを選ぶのがビジネスシーンに対応しつつ、ナチュラルタイプの良さを活かせるサイズ選びのコツ。

 

今回はここまで。当サイトでは無料ファッション相談をしています。リクエストや感想・相談ありましたらページ下部からお気軽にお問い合わせください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

無料ファッション相談

無料ファッション相談ご希望の方は下部のボタンをクリック


無料ファッション相談はこちら

SNSでもご購読できます。