ユニクロのシームレスダウンコートはオシャレなのかを解説?

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シームレスダウンコート

現役スーツ販売員の鶴田です。

 

当サイトでは現在コートの防寒力に言及した記事がご好評いただいています。

 

「オシャレは我慢」なんて言いますが、これくらい寒くなると防寒力も譲れないですよね~。暖かくてオシャレで、それでいて安いモノを調達したい...なんて方も多いでしょう

 

国内最大手アパレルのユニクロが展開する「シームレスダウン」。CMでも目にする機会も多く、気になっている方もいるのではないでしょうか?

 

ユニクロのシームレスダウンはそもそもオシャレなのか?今回はそんなことを解説します。

ユニクロのシームレスダウンはアリなのかナシなのか

今回、解説するのはシームレスダウンシリーズの「シームレスダウンコート」。

シームレスダウンコート

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400512-69

このシリーズ他にはパーカー型もありますが、「コート」のほうがオンオフ兼用できますからね。こちらについて解説いたします。

 

このコートをビジネスで使うとしたら、ダークスーツの上に着る人が大半でしょう。ダークスーツとは、黒・紺・グレーの暗い色目のスーツの事。ちなみにどんなに暗くても茶色のスーツはダークスーツとは呼びません。

 

ダークスーツは年がら年中スーツを着たその昔。スーツの本場英国の貴族が仕事用のスーツとして着用していたのがその起源。茶色のスーツは田舎でハンティングやレジャーを楽しむ休日用のスーツという位置づけ。だからどんなに暗い色でも茶色のスーツはダークスーツではないのです。

 

数あるスーツの中でもダークスーツの位置づけは、その歴史から見ても分かるように「フォーマル度の高いスーツ」というカテゴリー

 

スーツにおけるオシャレは「立体感・高級感・統一感の3つの感」を作り出すこと。コーディネート論において3つの感の中で、最も重要なのが統一感。フォーマル度の高いスーツであるダークスーツと統一感が作れるコートは同じくフォーマル度の高いコート。

 

そんなことを踏まえてシームレスダウンコートをもう一度見てみましょう。

シームレスダウンコート

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400512-69

襟が高く、取り外しも効きますがフードもついている。どちらのディティールも風を防ぐための物。洋服において、機能的なディティールはすべてカジュアルな要素。スーツがカジュアルウェアと比べて動きにくかったり、機能的でないことからのそれは明らか。

 

ダークスーツに相性が良いコートはフォーマル度が高いコート。スタンドカラーやフードといった機能的なディティールが多いシームレスダウンコートはカジュアル過ぎて統一感が生まれないのです。

 

そもそもダウン自体、極寒の中を暖かく過ごすためのアウトドアアイテム=カジュアルアイテムですからね。もともとダウンコートである時点でダークスーツとは統一感が作りにくいのです。

 

ジャケパンには本格的アウトドアダウンコート

「ジャケパンとか、もう少しカジュアルな着こなしだったらいける?」

 

シームレスダウンの特徴は、糸ではなく圧着テープを使って縫い目をなくしたこと。これによって風や水の侵入を防ぐことができます。それだけではなくダウン特有のもこもこ感を緩和することにも一役買っています。

 

もこもこ感を緩和することでダウン特有のカジュアル感を払しょくしようというのがこのアイテムの狙い

 

それに対しジャケパンスタイルやチェック柄、茶色いスーツは英国紳士が田舎でレジャーや休日を過ごす為に生まれた着こなし。言ってしまえば昔のスポーツウェアやカジュアルウェア的な位置づけ。

 

カジュアルなジャケパンスタイルや砕けたスーツスタイルには、スポーティー・カジュアルなコートを合わすことで統一感が生まれます。

 

ここまでくれば察しの早い人は気づいたはず

 

ジャケパンや砕けたスーツスタイルに合わすには、もこもこ感を緩和してカジュアル感を払しょくしたシームレスダウンコートではカジュアルさが足りないのです。

 

ジャケパンや砕けたスーツにはむしろこれくらい、しっかりカジュアルさがあるダウンコートのほうが統一感が生まれる。

ジャケパンダウンコート

photo by https://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2015/10/hss-brownparka-full.jpg

こちらのダウンコート。ファー付きのフード一体型の襟はフード取り外し可能なユニクロのシームレスダウンよりもさらにカジュアル。ポケットも大振りでカジュアルさをさらに強調している。これくらいカジュアルなほうが、スポーティな着こなしであるジャケパンや砕けたスーツスタイルと統一感が生まれるのです。

 

フード一体型の襟や大振りのポケットもすべて、本格的なアウトドアダウンウェアのディティール。フードやファーはどちらも防風や保温のため。極寒地域での使用を想定している為、フードは取り外す必要がない。だからフード一体型にして防風性を高める。

 

大振りのポケットもグローブをしたまま開け閉めできるように、大きめな作りになっている。オシャレの「3つの感、立体感・高級感・統一感」。高級感は「本格的」とほぼ同意語。

 

アウトドアならアウトドア、フォーマルならフォーマル、スポーツならスポーツ。その分野において、本格的な作りの物のほうが高級感が出る。高級感があるからこそ、大人が着ても、ビジネスシーンで着ても違和感がない

 

そんな本格的なダウンコートをファストファッションで探すなら、ユニクロのの「ウルトラウォームダウンコート+EC」がディティール・テイストともに合格点。

ウルトラウォームダウンコート

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400514-58#thumbnailSelect

大振りのポケットに、ファーの付いたフード一体型の襟。本格的なアウトドアダウンをしっかり踏襲したデザイン。オンライン限定品になってしまいますが...15900円という価格も驚きの本格的なディティール。

 

これくらい本格的なアウトドアダウンのデザインを踏襲したアイテムは少ない。探し出すと、あっさり10万越えしてしまう事も。これくらいの値段でこの手のダウンが手に入るのは驚きというほかありません。返品覚悟で一回取り寄せてみるのもいいでしょう。

 

ユニクロのシームレスダウンコートに話を戻すと...ジャケパンに合わすには、カジュアルさが足りない。ダークスーツに合わすにはフォーマル度が足りない。そんな宙ぶらりんなポジションになってしまっているのがこの「シームレスダウンコート」。

 

ダークスーツに合わせられるもっとフォーマルなダウンコートないかな~って探していたら...ありました。

 

ダークスーツに合わすならチェスター型ダウン

ダークスーツはフォーマル度の高いスーツ。統一感が生まれるコートは同じくフォーマルなコート。ダウン自体本来は、アウトドアウェアをルーツに持つスポーティなアイテム。フォーマルなダークスーツとスポーティなダウンは統一感が出ないのです。

 

本格的なダウンウェアであればあるほど、コート自体は高級感が出る。でも、本格的になればなるほどスポーティーになってしまい、ダークスーツとは統一感が出なくなる。

 

「じゃあダークスーツにダウンはあきらめるか...」

 

こういう時こそデザイナーやブランドのクリエーションの力の見せどころ。本来合わないとされたスタイリングを成立させてしまう事にデザイナーやブランドの存在意義があるのです。

 

良質な服を見極めるポイントは「本格的であるか、もしくは創造的であるか」という事

 

ユニクロの「ライトダウンコート+E」はそんなデザイナーのクリエーション力(創造的)を感じるアイテム。

ダウンチェスター

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402355-69#thumbnailSelect

カジュアルウェアであるダウンにフォーマルウェアであるチェスターコートのデザインを採り入れている。これによってダウンのフォーマル度が上がる。

 

フォーマル度が上がったことでフォーマルなダークスーツと合わせても統一感が生まれ、大人にふさわしい知的な印象を作り出してくれるのです。

 

このコート。ユニクロとクリストフルメールのコラボレーションライン「ユニクロU」のアイテム。クリストフルメールとはかつてエルメスのデザイナーも務めた世界的にもトップクラスのデザイナー。

 

スポーティなダウンにフォーマルなチェスターコートを組みあわせたクリエーションはさすが。ただこう言った相反する要素を組みわせるのは職人的技術力が必要。技術のない閃きは一気にチープになる。

 

ウルトラライトダウンをはじめとするダウンに定評のあるユニクロでこのコートを作ったのがミソ。自社の強み(ダウンの生産・企画力)をベースにしつつ、デザイナーのクリエーション(チェスターコートのデザインをダウンに流用)を活かした好例がこのコート。

 

ちなみにこのコートはややゆったり目なシルエット。スーツの上に着たときはすっきり気持~ち細め。休日で中にジャケットを着ないときはトレンドのオーバーサイズシルエットに見えるくらいのサイズの選び方がオンオフ兼用で使うためのコツ。

 

「コーディネートはコレでいいのかな?」・「良さそうだけど自分に似合うかな?」という方は無料ファッション相談・無料骨格診断アドバイスやっています。お気軽にご連絡ください。

 

骨格診断ご希望の方はこちらで自己診断ののちご連絡いただければ幸いです。

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