最も論理的で真似しやすいネイビースーツの着こなし解説5選

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ネイビースーツの着崩し

現役販売員の鶴田です。

 

今回は誰しもが2~3着は持っているネイビースーツの着こなし解説を5パターン、ドドッと解説します...が。こういうコーディネート解説ってどこもやっている事。

 

解説されているコーディネートがオシャレなのは分かるけど、自分が真似してみると「なんか違うんだよな~...。」ってなりませんか?

 

それは従来のコーディネート解説が画像主体で、「なぜ」オシャレなのか?「何が」ポイントなのか?をしっかり言葉で説明していないから。

 

本記事では画像はもちろん、そのコーディネートが「なぜ」オシャレなのか?コーディネートの真似をするときの「ミソ」は何なのか?がっつりの文字情報で解説していきます。

 

ネイビースーツ王道コーディネート

ツルツル素材同士のVゾーン

phto by http://www.asahi.com/fashion/column/images/TKY201008040149.jpg

 

ネイビーのシャドーストライプスーツ×小紋柄のネイビータイ×サックスブルーのシャツのコーディネート。このコーディネートはスーツの着こなしの極意、高級感・立体感・統一感の「3つの感」の内、統一感の作り方が王道中の王道。

 

※「3つの感」は当サイトにおける根幹をなす理論。未見の方はこちらをぜひ。

 

で、コーディネートの「統一感」の話。

 

まずは色の統一感。すべてのアイテムを青系で統一するだけでなく、スーツ→ネクタイ→シャツの順で外から内に行くほど、「少しずつ」色が薄くなるようにグラデーションになっている。こうすることで着こなしに「立体感」(これも「3つの感」の一つ)が生まれ、胸板が厚く見えた頼りがいのある外見に見せてくれる。

 

グラデーションを付ける上で「少しずつ」色を薄くするのが「ミソ」。暗い紺のスーツに対して、ネクタイを急に明るい水色にすると「青系」で統一出来ているものの、色の明るさ=「明度」が余りに違い過ぎて統一感が生まれない。水色のネクタイの間違った使い方

スーツから始まり「少しずつ」色をシャツにかけて明るくしていくのが統一感のあるカラーコーディネートのコツなのです。

 

このコーディネートのもう一つのポイントを解説すると...各アイテムの印象を統一しているのもポイント。

 

スーツは本来、「フォーマル用」「仕事用」「休日用」に分けられた歴史を持つ衣服(詳しくはこちら)。それを「スーツ」という大枠で分類されているのが現代。ダークネイビーのスーツは、「仕事用の衣服」をルーツに持つスーツ。同じく小紋柄のネクタイも青いシャツも「仕事用の衣服」に持ち入れれたアイテムです。

 

「仕事用」ゆえにそこから感じる印象は「真面目」。スーツもシャツもネクタイもすべて真面目な印象のアイテムで統一感を出しているのがこのコーディネート。

 

 

あと最後に一つ。先ほどのコーディネートの素材感に注目してみてください。全部ツルっとしてそうでしょ?そう、素材の質感までも揃えることでさらに統一感を作り出しているのがこのコーディネートなのです。しかもツルっとした素材でまとめることでコーディネート全体に艶感が生まれ「高級感」(これも「3つの感」の一つ)を表現し、着こなしに品格をもたらしているのです。

 

真似するならここがポイント

  1. 色を同じ色味で統一しつつ、内側に行くほど少しずつ色を明るくグラデーションにする
  2. 各アイテムから感じる印象(ルーツ)を統一する
  3. 素材の質感(スーツは基本ツルツルorザラザラ)を統一する

 

トレンド感のある「足し算コーデ」

スーツをオシャレに着るコツはTPO

phot byhttp://danshi-senka.jp/wp-content/uploads/2015/05/西原01.jpg

 

ザ・王道の先ほどの着こなしが「引き算」の着こなしなら、こちらは「足し算」の着こなし。スーツ・シャツ・タイの3つすべてが強い柄物。「引き算」のコーディネートが、長年主流を占めたことで飽和状態になっているのが近年。

 

飽和状態が続き、差別化が出来なくなってしまっているが故に「引き算」のコーディネートは徐々に「オシャレ」→「オシャレだけどちょっと普通」に価値が目減りしてきています。そんな中徐々に評価が高まり、トレンド化しているのが「足し算のコーディネート」→近年のトレンドについては詳しくはこちらで解説しています。

 

なので、「オシャレ」になりたいなら、価値急上昇中の「足し算コーディネート」の秘訣を覚えるのが近道。

 

上記画像の足し算コーディネートの極意は「柄の配分比率を2:1」にすることにあります。スーツ・シャツ・タイすべてに柄物を使う時は、3アイテムの内2アイテムを同じ柄、残り1アイテムを違う柄にすることでコーディネートに統一感をもたらすことが出来ます。

 

画像のコーディネートで言えば、スーツとシャツの2アイテムは「ストライプ」。残り1アイテムのネクタイをペイズリー柄を使い、「ストライプ:ペイズリー=2:1」にしているのがわかるはず。

 

さらにストライプもペイズリーも、スーツの歴史を遡るとどちらも「仕事用のスーツ」のコーディネートに用いられた柄。「仕事用のスーツ」をルーツに持つため、ストライプもペイズリーも柄から感じるのは「真面目さ」。

 

同じルーツを持つ柄を使うことで、柄から感じる「印象」まで統一することで柄を多用してもすっきりまとまっているコーディネートを実現しているのです。

 

さらにさらに、「同じ柄は間隔を変えてコーディネート」・「違う柄は間隔を揃えてコーディネート」するとさらにまとまりが出る。

 

上記のコーディネートで言えば、同じストライプ柄を使っているのはスーツとシャツ。スーツは間隔の広いストライプ・シャツは間隔の狭いストライプを使って「同じ柄は間隔を変えてメリハリをつけている」のです。

 

違う柄を使っているのはスーツとネクタイ。スーツはストライプに対して、ネクタイはペイズリー柄。柄が違うのでまとまりを出す為にどちらも柄同士の間隔を広く配置してあるモノを合わせている。「違う柄をコーディネートする際は同じ間隔で配置する」と統一感が出せるのです。

 

色合わせはシャツの色がポイント。スーツ・ネクタイと濃い紺色のが用いられている中、濃い青のストライプのシャツを合わせているのが注目ポイント。

 

ここで水色のストライプを使ってしまうと、スーツとネクタイの濃い紺と「明度」に極端な違いが出てチグハグしてしまう。濃い青のストライプを使うことで「明度」を徐々に下げてグラデーションを作り、胸の立体感を演出し男らしい胸板に見せているのです。

 

真似するならここがポイント

  1. 柄の配分を2:1にする
  2. 柄の印象(ルーツ)を揃える
  3. 「同じ柄は間隔を変えて」・「違う柄は間隔を揃えて」コーディネート

 

王道の崩しコーディネート

ネイビースーツの着崩し

photo by https://images.vingle.net/upload/t_ca_l/illdmj8wgjvcldogzvad.jpg

 

ネイビーの無地のスーツに、同系色の無地のネクタイ。同じく青系統である水色のシャツ。一見何の変哲もない「王道」コーディネートなんですが、さりげなく着崩し事で肩に力が入りすぎていないリラックス感を演出した着こなし。

 

着崩しのポイントはネクタイとシャツの素材使いにアリ。画像を近くでよ~く見てください。実はネクタイはニットタイ・シャツはかなり色あせていますがデニムシャツなのです。

 

ニットタイはご存知の方も多いと思いますが、その名の通り「ニット素材のネクタイ」。クールビズやカジュアル用のネクタイとして使われることも多いフォーマル度が低いネクタイです。

 

カジュアルウェアであるデニムシャツも同様に、フォーマル度の低いシャツ。今ではドレスシャツの素材だけ「デニム」にしたシャツも多く出回り、気持ちフォーマル度の高いデニムシャツの手に入りますが、そこは言うても「デニム」。フォーマル度が低い事には変わり在りません。

 

本来フォーマル度が高い紺無地のスーツに、カジュアル度の高いデニムシャツやニットタイを合わせても統一感を出せている秘訣は「色と柄でフォーマル度の調整をしている」事。

 

フォーマル度の高いスーツである「喪服」や「タキシード」からも分かるように、柄は弱ければ弱いほどフォーマル度が高く、無地が最上。フォーマル度の低いシャツ・ネクタイを「無地」にすることでフォーマル度を引き上げ、紺無地のスーツとバランスを取っているのです。

 

次に色合わせ。「喪服」や「タキシード」に使われているのは黒。スーツにおいて色は暗ければ暗いほどフォーマル・明るければ明るいほどカジュアルなのです。

 

それを踏まえてスーツの色に注目してください。スーツの色が明るめの紺なのに気づくはず。明るい紺にすることで、紺無地のスーツ本来のフォーマル度を下げているのです。

 

「柄を無地にして、ネクタイとシャツのフォーマル度を引きあげる」・「明るい色を選ぶことでスーツのフォーマル度を下げる」。この二つのテクニックを使って本来フォーマル度の釣り合わない紺無地スーツとニットタイ&デニムシャツのバランスを取り、統一感を生み出しているのです。

 

これが出来ればあとは色を合わすだけ。全体を内側に行くにしたがって、徐々に色を明るくして完成です。

 

真似するならここがポイント

  1. フォーマル度の違うアイテムは、柄選び・色選びでフォーマル度の調整をする
  2. 柄は弱ければ弱いほどフォーマルで、無地が最上
  3. 色は暗ければ暗いほどフォーマルで、黒が最上

 

イタリアンファッションの定番アズーロエマローネ

本当のアズーロ・エ・マローネ

photo by https://stat.ameba.jp/user_images/20171224/14/nao-lifewithcolor/3a/0e/j/o0480059914097202662.jpg?caw=800

 

アズーロエマローネ、日本語に訳すと「青と茶」。イタリアンファッションにおける鉄板の色合わせ。

 

なぜ鉄板なのでしょう?

 

それは自然の風景に見られる配色を洋服のコーディネートに落とし込んでいるから。

 

自然の風景には当然嘘はありません。嘘がないからこそ、自然の風景に見られる配色は調和して見えるのです。青と茶色は「青空と大地の色」。人に清々しささえ感じさせる美しい配色です。

 

このコーディネートのコツは「色の彩度=鮮やかさを揃える事」。

 

アズーロエマローネは「青と茶色」ですが、日本においては歪曲されて「紺と茶色」と解釈されてしまっています。低彩度の低い紺に、中彩度の茶色は明度が釣り合わず、統一感が出ません。

 

中彩度の明るい紺に同じく中彩度の茶色を合わせることで、初めて統一感が生まれるのです。

 

もし低彩度の暗い紺(スーツでは一般的な紺)を合わせるなら、同じく低彩度のこげ茶を合わせると統一感が生まれます。

アズーロエマローネのコーディネートのコツ

photo by https://i.pinimg.com/originals/fd/a9/46/fda9462bdb61b4615b2f589708fbb32b.png

 

真似するならここがポイント

  1. 彩度=色の鮮やかさを揃える
  2. 中彩度の明るい紺には明るい茶色
  3. 低彩度の暗い紺にはこげ茶

 

カラフルなネクタイの合わせ方

チャールズ皇太子

photo by https://rr.img.naver.jp/mig?src=http%3A%2F%2Fimgcc.naver.jp%2Fkaze%2Fmission%2FUSER%2F20121112%2F17%2F196567%2F2%2F251x381xc1a90db59fd47d0a7f71bf78.jpg%2F300%2F600&twidth=300&theight=600&qlt=80&res_format=jpg&op=r

渋い形のコーディネートが続いたので最後は、ちょっと花のあるコーディネートの解説。

 

こういう多色遣いのネクタイをオシャレに合わせるコツは「スーツ・シャツ・タイの色を3色以内にまとめる事」

 

な~んていうことは、どの雑誌やメディアでも言っている事。でも実はこの「3色ルール」には例外事項があるのです。実際上のコーディネートに何色使われているか数えてみてください。

 

「5色使ってるし!全然3色じゃないじゃん」

 

そう、そう、そうなんです。でもこのコーディネートも「3色ルール例外事項」を使えばちゃんと3色になっているんです。

 

その例外事項は

  1. 黒・グレー・白の無彩色はノーカウント
  2. 同系色はまとめて1色にカウント
  3. 余りに小さい面積はの色はノーカウント

上のコーディネートに使われているのは、グレー・黄色・緑・赤・赤紫の5色。でも例外事項を使ってみると

  • グレーは無彩色だからノーカウント
  • 赤と赤紫は同系色だからまとめて1色

となると使われているのは黄色・緑・赤の3色のみ。ねっ?ちゃんと3色になっているでしょ?

 

ではもう一つ例題を。

オシャレレジメンタル

 

このコーディエーとに使われているのは、紺・水色・緑・赤・黄色の5色。

 

これを例外事項に当てはめると

  1. 紺と水色は同系色だから、まとめて1色でカウント
  2. 黄色はごくわずかな面積だからノーカウント

すると残りは紺・緑・赤の3色。ちゃんと3色ルールに収まるのです。

 

とはいえ、童顔の我々日本人。色の数が増えるとどうしても幼く見えがち。まずは3色ルールを厳守して、慣れてきたら徐々に例外事項を使ってみるのがおすすめ。

 

真似するならここがポイント

  1. スーツ・シャツ・ネクタイの配色を「3色」にまとめよう
  2. 「3色ルール」には例外事項あり
  3. まずは3色厳守。徐々に例外事項を使ってみる

 

以上、ネイビースーツ着こなしがっつり解説5選でした。無料メール相談していますので、相談はお気軽にページ下部からメールください。同じくページ下部にTwitterリンクあります。ブログ更新情報だけでなく、Twitterだけの着こなし解説もしています。フォロー&拡散をよろしくお願いいたします。

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