黒無地スーツをビジネスできるのはアリなのかナシなのか問題

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サンローラン

礼服や喪服として知られる黒無地のスーツ。ビジネスではタブーとされることも多いですよね?逆に黒いスーツしか着ちゃダメっていう会社もありますが、黒無地だけはNGだったり。年に数回着るかどうかの黒無地はどうしてもコストパフォーマンスが悪いもの。ビジネスでも着用で着れば、うれしいのが本音でしょう。

 

ビジネスで黒無地は着てもいいのか?ビジネスでオシャレに着れるのか?そんな疑問にお答えします。

 

黒無地をビジネス出来るのはありか?

ネットで調べれば、「黒はフォーマルの色、海外ではビジネスで着ると笑われる」、「海外で黒を普段着るのはマフィアだけ」なんて書いてますね。結婚式で黒無地の礼服を着た集団をたまたま外国人が見かけ式場のスタッフに「今日はマフィアのパーティーなのか?」と尋ねた逸話はファッション業界では有名です。

 

ファッション業界、特にスーツの分野であるのが「世界では○○。ビジネスで○○するのは日本人だけ。○○したら外国人に笑われる」というロジック。僕は声を大にして言いたい。

 

 

「ここ日本なんだけど。日本独自の文化でオシャレをしたっていいじゃん。」

 

日本は海外の文化を取り入れ、独自に発展させるのに秀でた国です。ラーメンやカレーがその代表格でしょう。ラーメンやカレーにおいて「本場の中国(インド)では...」なんてケチをつける人はいません。

 

黒はフォーマルな色であると同時にモードの色。モードファッションと聞いて黒ずくめのスタイルを連想する人の多いはず。

サンローラン

photo by https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/originals/87/39/5f/87395f21e90f8711774b63ac29ccc8f5.jpg

そんなオシャレなイメージを持つ黒を「世界的には...」なんて理由だけで着ないのは持っていないとは思いませんか?

 

 

いくら経済がグローバル化しているとはいえ、大半の日本人は日本人を相手に仕事をしています。外国人に会う時だけ、黒無地を控えればいいだけの話です。それ以外の時は黒無地をビジネスでオシャレに着ることを楽しんだっていいじゃありませんか。天皇陛下のスーツを仕立てている日本一のテーラー(スーツを仕立てる職人の事)服部晋氏も自著でもっと黒無地のスーツを積極的に用いてもいいじゃないかとおっしゃっています。

服部晋

photo by https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41BKBRB321L._SX342_BO1,204,203,200_.jpg

 

とはいえ、200年以上の歴史を誇る「スーツ」において黒=フォーマルの歴史を大きく無視したコーディネートは統一感を損なう着こなしは「スマート」要素を作り出せません。

 

スマート要素とは当ブログで提唱するスーツ3大要素。スーツファッションにおけるオシャレとは「財力と引き締まった肉体、優れた知性を併せ持った男性像」を表現すること。

この男性像を、

財力=「リッチ」要素。

引き締まった肉体=「マッチョ」要素

優れた知性=「スマート」要素にわけ各要素を作り上げることで他者から「オシャレ」という評価を獲得できます。スーツ3大要素について詳しくは→初めてこのブログに来た方へ。5分で分かるオシャレの必須3要素とは?

 

「スマート」要素は、無限にある洋服の中から統一感のある組み合わせを選び抜く知性から生み出されます。フォーマルをルーツとする黒無地スーツに統一感をもたらすのは同じくフォーマルをルーツにする白無地シャツに黒や白・シルバーグレーのネクタイ。これらを合わせれば統一感を作れますが出来上がるのは「フォーマルスタイル」。

ダークスーツ&シルバータイ

photo by http://www.district.jp/report/130404.html

ビジネスでこの着こなしはかなり厳しでしょう。「スマート」要素はアイテム同士の統一感だけでなく、TPOとの統一感があって初めて生まれます。どんなにオシャレなフォーマルスタイルでもビジネスシーンで着用すれば「仕事終わりに結婚でもあるの?」と言う反応しか得ることが出来ません。

 

黒無地スーツで作るオシャレなビジネススタイル

黒無地スーツをビジネスでオシャレに着るには、ファーマルな黒無地スーツに統一感を持たせつつ、フォーマル感を和らげる必要があります。

 

そのコツは「アイテムのルーツが近い物同士でコーディネートを組む」ことにあります。

 

スーツにおけるルーツは大きく分けて3つ。

正式な場での着用した事をルーツとする「フォーマル」

都市で働くときに着用した事をルーツとする「タウン」

休日を田舎で過ごす時に着用したことをルーツとする「カントリー」

 

スーツファッションの色・柄・素材・デザインは必ずこの3つに分類できます。コーディネートの統一感を作ることは同じルーツを持つアイテムを集積すること。

 

同じルーツのもの同士で組み合わせるとtoo muchになってしまう時に使うのが応用編。「ルーツが近い物を組み合わせて着こなしを自然に見せる」のです。too muchとはファッションのおいては「キメすぎ」のこと。

 

黒無地のスーツを「フォーマルスタイル」そのままで着るのはキメすぎ。「フォーマル」ルーツに近い「タウン」ルールのアイテムを使って少し崩すことで、ビジネスでも違和感のないオシャレにするのです。

 

「タウン」はルーツの通りビジネスを連想させるアイテムです。色なら、紺・グレー。柄ならストライプ・ドット・小紋・ペイズリー。素材なら梳毛(ツヤのあるスーツ素材。スーツ生地と言ってまず連想するのは梳毛生地)といった具合ですね。ビジネスを連想させる「タウン」要素を集積して、黒無地のフォーマルな雰囲気とかけ離れ過ぎず、尚且つフォーマル感を和らげます。

ビジネスブラックスーツ

photo by http://moriyama.blog.houyhnhnm.jp/entry/2017/05/20/225836

注目はvゾーン。見づらければ拡大してみてください。白無地のシャツでは「フォーマル」なのでストライプのシャツを。無地のネクタイでは同じく「フォーマル」なので小紋柄を選び「タウン」ルーツの物を選んでいます。

 

「フォーマル」に隣接する「タウン」ルーツのアイテムを選ぶことで、統一感を崩すことなく黒無地のフォーマル感を和らげビジネスで着用可能なスタイル仕上げてくれるのです。

 

ストライプのシャツが黒無地スーツをビジネス見せする

「理屈は分かったけど、もっと手っ取り早い方法が知りたい」という方も多いでしょう。

 

 

黒無地のスーツを手っ取り早くビジネス見せするためにはストライプのシャツを合わすのが最短距離です。

 

フォーマルと聞くとまず連想するのが白と黒の強いコントラスト配色。

タキシード

phot by http://thegents.tokyo/wp-content/uploads/2016/01/s_THEGENTS-TUXEDO-IMAGE-4.jpg

メンズファッションは色のコントラストが弱くなればなるほどカジュアルな印象になります。それはカジュアルスタイルの代表格、チノパンにTシャツスタイルを見ても明らか。

ローコントラストカジュアル

photo by http://kurumani.com/wp-content/uploads/2014/05/554.jpg

ストライプシャツはフォーマルで合わせる白無地シャツと比べて白地の分量をすくなく、黒無地スーツとの色のコントラストを和らげてくれます。

ストライプ

photo by http://cdn.beams.co.jp/img/goods/24111290735/L/24111290735_C_2.jpg

それと同時にストライプの一般的なイメージはビジネス。ストライプシャツを合わせることでコントラストを弱めるという「理論」・ビジネスを連想させる「イメージ」の両面から黒無地スーツの持つフォーマル感を中和してくれるのです。

 

試しに家にある黒無地のスーツに手持ちのストライプシャツを合わせてみてください。今までの黒無地のイメージが覆るのを約束します。

 

まとめ
  1. グローバルルールにとらわれず黒無地スーツをビジネスで着てみよう
  2. 「タウン」ルールのアイテムを合わせ、フォーマル感を中和する
  3. 手っ取り早く「ビジネス見え」にするのならストライプシャツが最速

 

PS

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