トレンドはどこから生まれ、どのように広がるのかを解説

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アロハシャツ

現役スーツ販売員の鶴田です。

あなたは「トレンド」って何だと思いますか。今、何が流行っているとかじゃなくて「トレンド」という概念そのもの。

 

「俺たちに服を買わせるためのアパレル業界の戦略だろ」...いやいや。

 

アパレル業界ってそんなに思っているほどあくどい業界じゃありませんよ 苦笑

今回はトレンドはどのように生まれ、広がっていくのか解説します。

 

デザイナーは代弁者

子供のころ、夏休みのお昼ご飯は毎日、素麺。

 

「素麺飽きた、何か他の物作ってよ」って経験1度はありませんか?これって実はトレンドのサイクルに非常に似ているんです。

 

人間は同じ状態が続くと飽きてくるもの。洋服だって同じ。似たような着こなしが続くと無意識ながら人は新しい物を求めます。ここで登場するのがデザイナー。特にパリコレなどクリエイティブな面において業界トップに君臨するブランドを率いてるデザイナー達。

 

彼らは時代や人々の気分の変化を(時には自分自身の気分の変化を)いち早く察知し抜群のクリエイティブで洋服として表現してくれます。素麺は飽きたし、かといってカレーは真夏には重いかな?じゃあ今日のお昼はカレーうどん的な胃袋と家族の気分を察知して抜群の献立を立ててくれるお母さんみたいな(笑)

 

ここまで話すと「パリコレなんて...1部の業界人だけの話だろ。オレには関係ないよ」と思うでしょ?

 

実はトレンドは少しずつ形を変えてあなたにもちゃんと届いているのです。

 

トレンドの広まり方

トレンドはすべての人に同時に広まることはありません。「来年の春夏はアロハシャツがトレンドですよ」...なんて言われてもピンときませんよね。

アロハシャツ

photo by https://www.wwdjapan.com/435107

それもそのはず。トレンドはピラミッド型に頂点から底辺にかけて浸透していくのです。

トレンドピラミッド

photo by https://image.slidesharecdn.com/smartartv2-111117201403-phpapp01/95/smart-artv2-8-728.jpg?cb=1321561345

このピラミッドがスポンジで出来ていると思えば理解しやすいでしょう。

 

「トレンド」という水滴が上から落ちてくればまず染み込むのが「イノベーター」。そこから徐々に水は下に染み込んでいきます。1番下の「ラガード」層に染み込むころにはユニクロなど大量生産ブランドでもトレンドアイテムを見かけるようになります。そのころには1番上の「イノベーター」層はすっかり乾いてしまい(つまり、そのトレンドには飽きてしまい)新たな水滴(トレンド)を欲します。

 

デザイナー(イノベータ)が作ったデザインをスタイリストやショップスタッフ(アリーアダプター)が取り入れる。それを見たお客様が真似をして(アーリーマジョリティ)、その友達がそれをさらに真似をして(レイトマジョリティ)、その友達の友達が取り入れる(ラガード)。

 

例える、ならこんな感じ。ファッションブランドだって一緒です。海外トップブランド(ルイヴィトン・グッチ・ランバンetc)を頂点にユニクロや無印といった大量生産ブランドを最下層に置いたピラミッド型の分布になります。

 

ユニクロがダサいとかそういう話ではなくトレンドの反映スピードで言うと...という意味。このトレンドの浸透の構造。スーツスタイルにおいて1番分かりやすいたとえ話を一つ。

 

「Thom Browne(トムブラウン)」というブランドをご存知ですか?2000年代初頭に流行したイタリアブランドを基軸にした色気ムンムンのいわゆるちょい悪ファッション。「チョイ悪おやじ」なんていうフレーズを知らない人はいないんじゃないかっていうくらいです。トムブラウンはこの反動のごとく、装飾性を徹底的に排除し、ある種のユニフォーム性(デザイナーのトムブラウンは毎日グレーのスーツしか着ない)を提案しメンズスーツスタイルに革命を起こしました。

 

その革命的スタイルがこちら。

トムブラウン

photo by https://cdn.fashionsnap.com/inside/images/thom-brown-aoayama-130314_012.jpg

短いジャケットに短いパンツ丈が特徴的なスタイル。これは「Thom Browne」というブランドのシンボルともいえるスタイルです。ちなみに1着30万円くらいです。

 

ここまで来たら「アッ」と思う人もいるでしょう。

 

そう。今でこそ当たり前になったくるぶし出しのファッション。ユニクロでも今夏大々的にCMも流して、提案しているくるぶし丈です。

ユニクロくるぶし

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/easyanklepants/men/?utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_term=170315&utm_campaign=M_easyanklepants170315_01

このトレンドは1着30万もする海外コレクションの「Thom Browne」が源流なのです。

 

ほんの数年前まではパンツの細さにこそこだわるものの、多くの人が丈には無頓着でクシュクシュしたルーズな長さが主流でした。約10年前にそのシルエットをがらりと変えいまだに影響を与えているわけです。トムブラウンが生み出したくるぶし丈のトレンドは近年でも珍しいくらいトレンドのピラミッドに水滴を落とし続けているのです。

 

「パリコレなんて...」と思っている方も、少し海外コレクションを発端とするトレンドの広まり方がご理解いただけたでしょうか?

 

 

大事なのはトレンドを「正しく読み解くこと」

トレンドはどうしても「知る」事に重きを置かれてしまいます。知ったうえで「それさえ着てればオシャレ」と拡大解釈しがちです。

 

でも、考えてみてください。「今年の秋はチェック柄のスーツがトレンド!」・「秋は茶色のスーツが気分」なんて言われてもどうですか?

 

「どっちやねん!」

「買ったはいいけど、着てみるとなんか違う…」

「うちの会社はチェックも茶色もNGだよ...」

「この前まで紺がオシャレって言ってたじゃん。コレだからファッションは嫌いなんだよ~(# ゚Д゚)」ってなりません?

 

トレンドの根幹は「社会や人の気持ちの変化」にあります。トレンドを取り入れるのに大事なのはこの変化を「読み解く力」、これにつきます。

 

かといって、ネットの普及でどんなに簡単に海外コレクションの画像が見ることが出来てももそれを一人で読み解くのは至難の業。海外コレクションなんて有名・マイナー含めれば膨大な数のブランドが発表してますからね。画像を見るだけならまだしも、「読み解く」なんて...。

 

ファッション雑誌やショップ店員は「トレンドアイテム」こそ教えてくれど、トレンドの文脈までは教えてくれることは滅多にありません。聞いたとしても答えられない店員なっていっぱいいます...残念ながら。

 

そこで当ブログSuitLabo。現役スーツ販売員として10年以上積み重ねた知識、業界内にいるからこそ得ることが出来る情報を駆使し、トレンドを読み解き、論理的にかみ砕いて解説します。

 

トレンドを読み解ければ

  • 去年の服の着こなしを少し変えただけでトレンドを表現できます。
  • トレンドアイテムの正しいオシャレな着方が出来ます。
  • 高価な服でなくてもトレンドのアイテムを見つけることが出来ます
  • 人よりも半歩先を良くオシャレが出来、自信をつけることが出来ます。

 

このブログは週に4~5回の更新頻度。通勤電車の中、職場での空き時間、ちょっとした時間にこのブログに目を通してみてください。「コレだったら、オレにも出来そう」という記事があったらすぐに実践してみてください。手持ちの服だと実践できなそうならユニクロで試着をするだけでも構いません。

 

見る見るとオシャレになっていく自分を実感できるはず。今回は「トレンドがどこから生まれ、広まっていくのか」でした。

 

まとめ
  1. トレンドは「社会や人の気分の変化」から生まれる
  2. トレンドはピラミッド型に徐々広まり、廃れる
  3. トレンドは「知る」のではなく「読み解く」のが大事

 

 

PS

最後までご覧いただいた方に特別なご案内を用意しています。ページ下部をご覧ください。

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