迷わないサイズ選びのたった一つのコツを解説

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現役スーツ販売員の鶴田です。

 

あなたは服を買う時にサイズで迷っていませんか?

決断してもその決め手は「なんとなく...」だったりしませんか?

後になって「やっぱりあっちのサイズのほうがよかったかな...」なんて後悔したことはないですか。

 

今回は論理的なサイズの選び方について解説していきます。

 

サイズとは?

まず頭に浮かぶのが「S,M、L」といったモノやスーツだった「A4、Y6」といったモノでしょう。いわゆるサイズ表記ってやつですね。じゃあこのサイズ表記は何を表しているのでしょうか?

 

ずばり、丈と幅の組み合わせを表しています。

 

「何を当たり前の話をしてるんだ」...まあまあ。最後まで読み進めてください。目から鱗のサイズ選びの本質が見えてきますので。

 

サイズにおける「幅」とは洋服の着心地を左右する要素です。ゆったりしていればリラックス感のある着心地に。ピッタリタイトなサイズを選べば、緊張感のある着心地にという具合ですね。

 

「丈」は洋服のデザイン性を左右する要素です。クシュっと長ければルーズな印象に。短ければすっきりした印象に...という感じ。

 

つまりサイズ選びとは着心地とデザインを選ぶ作業なのです。

 

そもそもなんでサイズはあるのでしょうか?レディースなんか結構オシャレなブランドでもフリーサイズの物があったりします。パンツだってレディースの場合、基本は裾上げ不要です。パートナーや家族に女性がいる方は聞いて見てください。メンズの服のほうが圧倒的にサイズが豊富なのに気づくはずです。

 

何故メンズの服はサイズ展開が多いのか

それはメンズの服のほうが圧倒的デザインバリエが少ないから。メンズにはスカートもワンピースもないですからね。

 

デザインバリエが少ないからこそ、体型にあっているか否かが大きくオシャレさを左右するのです。

 

服は当然、「布」で出来ています。平面的な布を立体的な人間の体にまとわせる。2Dの物を3Dにするのですから、うまく作らないといびつな見た目になってしまいます。折り紙なんか想像すると良いですね。平面的な紙を上手に折らないと綺麗な立体に仕上がらないわけです。

 

布を人間の体に綺麗にまとわせたときに、デザインとはまた違った次元の美しさが表現されます。だからテーラー(スーツを作る職人)は、布を立体的にする技術の研究に余念がないのです。だから何十万もするオーダースーツを注文する人がいるのです。だからスーツ専業のブランドはサイズ展開が豊富なのです。

 

地球には重力がありますから、本来だったら生地は均等に下に落ちます。変な風に体にまとわりつくと生地が均等に落ちず不自然なシワが出てしまいます。そうやって選んだ服は必ず着心地や見た目が悪い服になってしまいます...というのは全部、僕が務めているブランドのクリエイティブディレクターの受け売り(笑)

 

身体により綺麗に布がまとわりついている物を選ぶのがサイズ選びの本質。そうして選び抜いたサイズはデザインとは別の次元で着ている人を美しく見せてくれます。

 

サイズを細く選びすぎるとパツパツに不自然なシワが。逆にゆったり選びすぎると、ダルダルの不自然なシワが。不自然なシワは生地の風合いを殺してしまいます。メンズ服において生地の風合いを殺してしまうのはタブー。

 

パリコレで活躍するデザイナーも洋服作りは生地選びから始めます。そこで選んだ生地の特性を生かすデザインを作り出すのです。それくらいメンズ服において生地は最重要要素。

 

なのに最近はデザインありきで服作りをするブランドが多すぎる。「春物で売れたから...」と安易な理由で冬用の分厚い素材を使って同じデザインのアウターを作る。春の薄い生地だからこそ、デザインが活きたのにもかかわらず。本来、服作りって素材選びから初めてデザインを起こすべきなんです。

 

パターンオーダーのスーツ屋もしかり。お客様が選んだ素材にお客様が選んだシルエットでスーツを作る。これだけの人が多い。本来はお客様が選んだ生地なら、どのシルエットが1番生地の風合いが活きるのか。そんなアドバイスを出来る引き出しを持つべきなんです...話が脱線しました(笑)

 

とにかく生地を生かすも殺すサイズ次第なのです。

 

サイズの選び方

洋服を着たら前後左右すべての角度から確認。不自然なシワが1番出ていないサイズを選ぶのがサイズ選びのコツ...で終わらせてしまうのは、SuitLaboとしては消化不良。

 

「何が不自然なシワで、どれが自然なシワかなんてわからん...」という人でも自身のベストサイズを選べるように解説します。

 

洋服には必ず、適正ヌード寸法というのがあります。どんな体型の人がどのサイズを着れば、生地が綺麗に見えるかの目安を表記したのが適正ヌード寸法。Sサイズだったら身長何センチでバストは何センチで...というやつですね。

 

基本的に適正ヌード寸法にマッチするサイズを選べば不自然なシワが極力出ないサイズを選ぶことが出来ます。ショップスタッフは自分のブランドの適正ヌード寸法の把握と適正なメジャーリング知識の習得は必須です。

 

画像は上からユニクロ、guの適正ヌード寸法表です。オンラインストアで適正ヌード寸法を開示しているブランドも多いので買い物前にチェックしておくと良いですね。

ユニクロ

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/support/size/403136_size.html

gu適正ヌード寸法

photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/support/size/293524_size.html

で、この適正ヌード寸法表をどう活用するかというと。まずは自分の体を測ってみる。メジャーがなかったら細長く切った紙でも構いません。測ったら印をつけておいて後で定規で測ればいいだけですからね。

 

ブランドによって若干測り方が違いますが...。大体チェスト(バスト)は脇の下0センチのところを床と水平になるように測る。初心者はメジャーを緩めにあててしまう事が多いのでちょっと強めにメジャーで締め付ける意識で。

 

ウエストはおなかの1番細いところを。おへそ周り位が目安ですね。ついでにヒップも測ってみましょう。横から見て1番お尻の出っ張っているところを測ってみましょう。パンツの適正ヌード寸法にヒップサイズが明記されている場合はウエストでなく、ヒップを優先してサイズを選んでください。そのほうがパンツのラインが綺麗に見えますからね。

 

測れましたか?では早速適正ヌード寸法の活用法に行ってみましょう。例として僕のヌード寸法を使ってやってみましょう。僕のヌード寸法は身長176センチ、チェスト88センチ、ウエスト74センチ。

 

例えばジャケットを購入するとしたら、チェックするのは「身長」「チェスト」「ウエスト」。

 

まずは「幅」選び。丈は詰めたり、モノによっては伸ばしたりできます。なので修正しにくい「幅」から選ぶのが先決。となると僕の適正な「幅」はSサイズ。Mだとチェストは合いますがウエストが若干緩いのが数値で分かるはず。

 

次に「丈」ですね。ここでいう「丈」は主に着丈。袖丈は同じ身長の人でも個人差がありますからね。僕の身長176センチに該当するのがLサイズの着丈。幅がSで、丈がLサイズ。こんなサイズは売ってませんから、妥協点が必要。我ながらなんて難しい体型なんだ...苦笑

 

ここで思い出して欲しいのが「幅」=着心地、「丈」=デザインの図式。僕個人はすっきりしたデザインが希望なので「丈」は短くても妥協できる。でも着心地は緊張感が欲しい。なので僕の適正サイズは「幅」を優先してSサイズ。既製品の場合、このように妥協点を持つことが重要。妥協点によっては間を取ってMサイズというのもありです。さすがにLサイズだと「幅」が合わなすぎなのは表を見ても明らかでしょう。

 

 

とはいえ「適正サイズだとしっくりこない...もっと緩く(細く)着たいんだ!」。アイテムによってはそんな場合もあるでしょう

 

適正サイズとはあくまで「レギュラーフィット」。「タイトフィット」が希望なら適正サイズよりも1サイズ下を。「ルーズフィット」が気分なら適正サイズよりも1サイズ上を選べばいいだけ。適正サイズから前後1サイズ程度なら不自然なシワも極端には出ません。

 

そういった柔軟なサイズ概念を持ちつつ...迷ったら適正ヌード寸法に該当する項目(特に横幅)が1番多いサイズを選ぶのが間違いありません

 

今回はここまで。今回は専門的な内容だったので咀嚼するのに時間がかかるかも...。サイズって数字には表れない体型の癖みたいなものがあったりしますからね。

 

「どっちのサイズを買うか迷って検討中」とか、サイズ選びで迷っていることがあれば無料メール相談をしていますのでお気軽にご連絡ください。画像を添付していただけたらより細かい診断も出来ますよ~。毎度のフレーズですがオシャレに必要なのは「理論」と「実践」。

 

「理論」を提供する場がこのブログ。「実践」と「実践におけるQ&A」がこの無料メール相談という位置づけです。オシャレになるための「実践の場」としてこのメール相談をぜひご利用ください。

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