現役販売員の鶴田です。
服の数を減らすには、「オンオフ兼用」がポイントです。
服を減らせば、オシャレ・節約・整理整頓・時短など、いいことばかり。
豊かな生活をしたい全ての人、必見です。
目次
服を少なくするメリット
そもそも「服を減らすと、なんかいいことあんの?」ということですが...。
何を隠そうボクもミニマリスト。
別にミニマリストを目指したわけでは、ありませんが...オシャレを突き詰めていったら、自然とそうなってしまいました。(^-^;
僕のワードローブは
- セットアップ×3着
- ニット×3着
- シャツ×3着
- ダウンベスト×1着
の計10着(インナーTシャツ・ソックスなど下着類はノーカウント)のみ。
1年間を通じて、この10着だけで生活しています。
ここまで服を減らして、感じるメリットは3つ。
メリット①洋服代の節約や服のグレードアップが出来る
メリットの一つ目がコレ。単純に算数の話です。
今まで年間10万円使って20着、1着当たり5000円使っていた人なら...
- 10着まで洋服を減らせば、年間5万で済む
もしくは、
- 10着に10万円使えば、1着当たり1万円に予算アップ
つまり、節約はもちろん、洋服にかける予算は、今まで通りでも、より質の高いものが買える。
服を減らすと、節約にもなるし、服のグレードアップも簡単に出来てしまうのです。
メリット②整理整頓
僕は、お店でVディスプレイ担当。お店のディスプレイをすべて手掛けています。そうなると、自宅のクローゼットも、お店みたいにキレイに服を並べたくなるのが、商売柄(笑)
キレイに服をディスプレイするコツの一つが、「空間をユッタリ使う」ことなのですが...。服を減らすと、クローゼットに服を余裕をもって並べることが出来ます。これがまた、お店みたいでキレイ。見てて気分が良いものです。

空間に余裕があるから、服が型崩れしやすい細~い針金ハンガーなんて使う必要ありません。
服の型崩れを防げる、太めのハンガーで、服を管理できる。
服を減らすと、
- クローゼットの中もキレイ
- 服のコンディションもキレイに維持
出来ちゃう。
これが、服を減らすメリット2つ目。
メリット③コーディネート考える手間が省ける
服が10着だけなら、当然コーディネートのパターンも限られます。
ただでさえ少ないコーディネートのパターン。ローテーションの兼ね合い・天気・TPOを考えると、その日に着れるコーディネートはさらに絞られます。
となると、コーディネートを選ぶのもカンタン。ぼくも毎朝5秒くらいでコーディネートが決まります。
これは、僕が洋服屋さんだから...ではなく、そもそも選択肢がかなり絞られているから。
洋服の数を減らすと、コーディネートを考える時間を短くできるのです。
「1分1秒でも長く寝ていたい人」・「家事や育児で忙しい人」なんて人には、服を減らしてみてください。朝の忙しい時間にゆとりが生まれますよ。
少ない服でオシャレをするには「オンオフ兼用」が必須
ここからは、実際に洋服の数を、減らすための服の選び方・揃え方解説です。
服を減らすためのコツは、たった一つ。「オンオフ兼用」の服でワードローブを固めることです。
オンオフ兼用のメリット①服の数を一気に減らせる
ほとんどのの人の日常は、「仕事」・「休日」の二つに分けられます。
服も「仕事」・「休日」に分けれると服が一気に増えてしまいます。
少ない服で生活するためには、仕事用とか休日用とか、「○○用の服」なんて言うのは、NG。
使うシチュエーションが限定された服があると、それを補うために「○○用の服」。それをさらに補うために「○○用の服」...なんて感じに服がどんどん増えてしまっていきます。
例えば
- 「子供と公園で遊ぶ用の服」を買う
↓
- これだと、お買い物に出かけるときはラフ過ぎだから、「ちょっとお出かけ用の服」を買う
↓
- 仕事じゃないんだけど、ちょっときっちりした格好しないといけないんだよね~、で「きちんとカジュアル用の服」を買う
といったところ。
思い当たる人も多いのでは?
服を少なくするコツは、仕事~休日のいろんなイベントに対応できる「オンオフ兼用服」を揃えること。「○○用の服」といったシチュエーション限定の服が、必要なくなるので、服の数が一気に減らせますよ。
オンオフ兼用のメリット②カンタンにオシャレなコーディネートが作れる
男性の場合、仕事ではスーツを着る人が多いでしょう。となると、オンオフ兼用できるスーツを見つけるのが、ミニマリストへの最短距離。
実は、オシャレ目線で考えても、オンオフ兼用スーツは、実に理にかなった選択なのです。
それは、スーツは、「男性が最もオシャレに見える服」だから。女性に「好きな男性のファッションは?」と聞くと大半が「スーツ」と答えるのはそのため。
※スーツが、なぜ「男性が最もオシャレに見える服」なのか?という論理的な解説は、【2018年秋冬に買うべきスーツ】オンオフ兼用のちょい派手スーツを揃えよう!!の記事をどうぞ。
オンオフ兼用スーツなら、仕事はもちろん、カジュアルシーンでも男性をオシャレに見せてくれます。画像を見れば、カジュアルウェアを下手にアレコレ組み合わすよりも、サラッとスーツを着てしまったほうが、断然オシャレなのがわかるはず。

しかもスーツは上下セット。上下の組み合わせが決まっているから、
- 仕事の時は、シャツ・ネクタイに革靴
- 休日は、カットソーにスニーカー
といったようにTPOに合わせて、インナーと足元を変えればいいだけ。
コーディネートを組むのも簡単だし、仕上がりもオシャレ。
スーツを、オンオフ兼用にすることは
- 服の数を減らせる
- カジュアルシーンでも、カンタンにオシャレになれる
という2つのメリットがあるのです。
よくミニマリストの方の「わずか〇着。ワードローブ公開」なんてブログ記事を見ますが...。確かに服は少ないけど、オシャレかどうかは微妙な内容が多いのものです。
それもこれも、原因は「スーツ」をワードローブの軸にしていないから。
少ない服でオシャレをするなら、「仕事でスーツを着ない人」でも、オンオフ兼用スーツをワードローブのメインにするのがオススメ。
カンタンにオシャレなカジュアルコーディネートが出来るのはもちろん。いざという時のフォーマル・セミフォーマルにも困りませんよ。
とはいえ、いわゆる「ビジネススーツ」をオンオフ兼用するのは、おすすめしません。どうしても「仕事用のスーツを無理してきている」感が出て、貧乏っちく見えちゃうんですよね。
オンオフ兼用するには、選び方にちょっとしたコツがあるのです。
オンオフ兼用服の選び方のコツ
仕事でスーツを着ている人の場合、
- シャツ
- ニット(ウォームビズ用)
- 革靴
- コート
など、スーツの関連アイテムもオンオフ兼用にしちゃいましょう。これだけオンオフ兼用にすることが出来たら、一気に服の数が減らせるはず。
ちょっとした選び方のコツで、これらのアイテム全部がオンオフ兼用出来てしまいます。
その①少しカジュアル目なデザインを選ぶ
いわゆる
- ビジネススーツ
- ワイシャツ
- ビジネスシューズ
- ビジネスコート
を選ぶのはやめましょう。
オンオフ兼用しても「無理して仕事用の服を流用している」「仕事帰り」に見えてしまいます。
ビジネス用の服の中から、カジュアルでも使いまわせそうなものを探すのではなく...。
カジュアル用の服の中から、ビジネスでも使いまわせそうな服を探すのが正解です。
例えば
「紳士服の〇〇」とか「洋服の〇〇」のようなビジネススーツ専門店のスーツではなく...。カジュアルブランドであるguのカジュアルセットアップを選ぶ。

ユニクロのシャツだったら、ビジネス用の「ユニクロファインクロスブロードシャツ」ではなく...。
カジュアル用の「エクストラファインコットンブロードストライプシャツ」を選ぶ。

どちらも、もともとカジュアル用として作られているので、休日に着まわしても違和感を感じさせません。
「それだと、カジュアルで使う分によさそうだけど、仕事でつかえるか不安」
スーツにしろ、シャツにしろ、革靴にしろ、コートにしても...。スーツに関連するアイテムは、着るだけで「きちんと見える」という効果、いわば精神的機能性があります。
多少デザインがカジュアルだろうが、シルエットがカジュアルだろうが、その精神的機能性はなくなりません。
もっとわかりやすく言うと、多少シルエットがカジュアルだろうと、スーツはスーツ。職場に着て行ってもバレやしません。
今までの人生で「アッ!!あいつビジネススーツじゃなくて、カジュアルセットアップで会社に来てやがる」なんて思ったことありますか?ないですよね?
仕事で着る分には、多少カジュアルでもバレやしません。ならば、オンオフ兼用のスーツなり、シャツなり、革靴なりを揃えて服の数を減らす→生活の質を向上させた方が賢いというものです。
詳細なオンオフ兼用服の見極め方は、下のリンク記事で解説しています。
スーツ:7000円のguのスーツはオンオフ兼用で使えてコスパ最高!!その理由を解説
シャツ:ユニクロ「エクストラファインコットンブロードシャツ」レビュー。襟の高さ・硬さがオンオフ兼用に最適
革靴:冠婚葬祭~カジュアルまで1足でオッケー!万能革靴の選び方解説。
コート:冬のコート大特集!!最もコスパの高いコートのデザインは何?
その②気軽に着れる丈夫な素材を選ぶ
服をオンオフ兼用にすると、服の着用頻度が高くなります。
となると、大切になってくるのが「耐久性」。
デザイン的にオンオフ兼用できたとしても、素材がデリケートだと、あっという間にヨレヨレ・ボロボロのみすぼらしい状態になってしまいます。デリケートな服ってちょっと間違うと、1~3回くらいの着用でも「毛玉が出来る」「テカる」とか劣化しちゃうんです。
しかも、デリケートな素材は、お手入れもひと手間かかることが、ほとんど。
- 自宅で洗えなかったり
- 着るたびにブラッシングしないといけなかったり
- 1回着たら2日は休ませないといけなかったり
そうなると、着るのをためらったり、「着る服がな~い」状態になってしまうものです。それで、ついつい服を買い足して、気づいたら服がやたらと増えてしまっていた...なんてことも。
スーツやニットは自宅で洗える。
シャツはアイロンの手間がない。
コートは、1シーズン毎日着てもヘタらない。
服が少ない分、手持ちの服はフル稼働させなければ、生活できません。そのためには「丈夫」「手入れがラク」な素材選びが欠かせないのです。
その③通年もしくは3シーズン着れるものを選ぶ
衣替え...少ない服で生活するには、こいつがかなりの難関。
四季で洋服を変えていたら、あっという間に服が増えてしまいます。
スーツやシャツは、通年使えるものを。
コートやニットなど、防寒ウェアは、夏以外の3シーズン使えるものを選ぶことで、衣替えの必要を限りなくおさえられます。
こんなことを説明すると、必ず
「夏場の半袖Tシャツはどうするの?」
「クールビズの半袖シャツはどうすりゃいいんだ?」
という反応がありますが...。
半袖Tシャツは、シャツの下にいつも着ている下着を「下着兼1枚でも着れるTシャツ」にすればいいだけ。
実は長袖シャツも半袖シャツも生地の厚さはほとんど同じ。だったら、夏場は長袖シャツを袖まくりすれば、体感温度は半袖シャツと変わりません。
詳しくは
Tシャツ:無印良品のオーガニックコットンクルーネック半袖シャツ・2枚組は、コスパ優秀の1枚でも肌着でも着れるTシャツ!
シャツの袖まくり:クールビズにも使える、長袖シャツのオシャレな袖まくり方!細く、肘が出るまで捲くってみよう。
で解説しています。
服は少なければ、少ないほど良い...とは1ミリも思っていませんが、服が減ることで生活にゆとりが出来たことも事実です。
自宅のクローゼットを1度見てみてください。
クローゼットのサイズの割に服が多すぎやしませんか?
持っている服の数の割に、実際に着ている服がだいぶ少なかったりしませんか?
本当は、そんなに服って要らないはず。僕が持っている服が少ない...のではなく、世間一般の人が服を持ちすぎているのです。
服を持ちすぎているから、
- コーディネートに困ったり
- それを解決するために、さらに服を買ってしまったり
- 増え続ける服の管理に困ったり
しているのです。
ミニマリストを目指す...というよりは、「服の量を生活に合わせて最適化する」くらいの気持ちで服の揃え方を改めてみてください。今回の記事は、その時に役立つことでしょう。
今回はここまで。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
5 Replies to “【ミニマリスト必見】少ない服でオシャレをするための服の揃え方”
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