「あれもこれも欲しい」「何を買えばいいかわからない」人へ。自分が買うべき服がわかる考え方


現役販売員の鶴田です。

洋服の悩みで上位を占めるのが
「何を買ったらわからない」
「あれもこれも欲しくて、迷ってしまう」
という内容。

自分の買うべき服が理解出来る、洋服の考え方講座の回でございます。

格安良品が多い現代では買い物迷子になりやすい

先日発売された「ユニクロ×エンジニアド・ガーメンツ」のコラボポロシャツ。

photo by https://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/engineeredgarments/men/

これってファッション好き以外にはピンとこないかもしれませんが、実はものすご〜いコラボ。

エンジニアドガーメンツについての解説は、本記事の本筋とちょっとずれるので、引用程度で…^^;

エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、セレクトショップをメイン業態とするネペンテス社から発足したニューヨークの人気ファッションブランド。

エンジニアド ガーメンツのコレクションは、主にニューヨークで企画から生産が行われ、アメトラ、ミリタリーなどの要素を取り入れた実用的なデザインが人気となっている。日本の会社があえてアメリカからデザインを発信していることからも分かるように、古き良きアメリカのデザイン、アメリカンクラッシックを強く意識している。よく見るとこだわりを感じる、他のブランドとは異なるデザインを常に意識している。

text by https://www.fashion-press.net/brands/668

私は普段はポロシャツは一切着ないのですが、このコラボにはちょっと揺れました。

「ポロシャツ欲しいかも~~~」って(笑)

ユニクロは他にも、世界の「上の上」に位置するラグジュアリーブランドエルメスの元デザイナーの「クリストフ・ルメール」とのコラボライン「ユニクロU」。

photo by https://www.uniqlo.com/UniqloU19ss/jp/lookbook/

性差のないジェンダーレスファッションの先駆け、JWアンダーソンとのコラボなどなど。

photo by https://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/jwanderson/men/

格世界トップクラスのデザイナーが手がけた服を、格安で手に入れるスバラシイコラボレーションをユニクロは展開しています。

トップクラスのデザイナーのデザインを格安で手に入る環境は、ファッションの裾野を広げる素晴らしい行為。

格安ゆえに今までファッションに興味がなかった人にもファッションの素晴らしさを知ってもらうためには最良のきっかけとなるでしょう。

とはいえ、興味の赴くままに、あれこれ買っていては、「お金のかからないオシャレ」をモットーとすると私には、どうにも懐具合で厳しい^^;

あれもこれも欲しい…では懐具合も厳しくなるし。
あれもこれも素敵だから、何を買ったら、良いかわからない…というのも、それはそれで苦しいものです。

便利な反面、かえって選択肢が多過ぎて悩むのが、現代ファッションにおける我々の大きな悩みなのです。

生活必需品をオシャレに着よう

オシャレになるために何を着よう……と考えると、迷ってしまうことも多いでしょう。

「オシャレのために服を着る」ではなくて、「生活する上で絶対に必要な服をオシャレに着る」という風に考え方を変えると、恐ろしいほどに服選びに迷わなくなります。

私を例にしてみましょう。

私は

  • スーツを販売する(カジュアルも販売するけど)仕事だから、スーツを着る
  • 子供のスポーツに付き添うから、スニーカーに上下スウェットを合わせる
    コレは実に自然な洋服の選び方ですよね。

生活する為に必須の服、ある意味生活必需品の訳ですから、ここに迷いは一切ありません。

もちろん、どのスーツを買うか?どのスウェットを買うか?という選択こそありますが……スーツが必要・スウェットが必要…という判断に迷いはありません。

同じく

  • 下着を履く
  • パジャマを着る
    というのも、生きていく上で当然の選択。

「確かにそうなんだけど、お出かけ用の服となると迷っちゃうんだよね…」

いやいや、お出かけ用の服を買うんじゃなくて、生活必需品をお出かけでも使えるように選ぶ・組み合わせるんですよ。

お出かけ用のジーンズを買うんじゃなくて、スポーツにもお出かけにも使えるようなスウェットパンツを選ぶんです。

お出かけ用のアウターを買うんじゃなくて、仕事にもお出かけにも使えるスーツを買って、上着単体で着るんです。

お出かけ用のTシャツを買うんじゃなくて、下着でも一枚でも使えるTシャツを選ぶんです。 

つまり2つ以上のTPO で使えるように選ぶんです。

詳しくは、こちらで解説しています。興味ある方はぜひ。

お金をかけないオシャレに必須なのは、「兼用」できる服

生活必需品が、=お出かけ着にもなるから、もう「街着」で迷う必要はありません。

で、序盤のエンジニアドガーメンツコラボのポロシャツの件。

買う買わないか、私をまたまた例にしてみると…。

クールビズとしてポロシャツは、あると便利ですが、クールビズ=ポロシャツじゃないといけない環境か?と言われるとノー。

ポロシャツは生活必需品までは言えない。

プライベートにおいても、ゴルフが趣味なわけでもありませんから、やっぱり生活必需品ではない。

よって私には、ポロシャツは不要。

逆に、「スーパークールビズでポロシャツが必須な職場」の人なら、ポロシャツは生活必需品。せっかくなら、お出かけでも使えるオンオフ兼用出来そうなものを選べば、街着にも困らないでしょう。

他にも「ゴルフが趣味で...」なんて人にもポロシャツは必需品。

スポーツ以外にも街でも仕事でも着れそうなデザインを選ぶと賢い買い物になりそうですね。

生活必需品か否か、たったこれだけで、「自分にとってはいらない」と判断できてしまうのです。

自分らしさ=あなたのライフスタイル

一日に何回も、ファストファッションで買い物するなんて、少しは疑問持てよ、と言いたい。「一着の服を選ぶってことは1つの生活を選ぶってことだぞ」って。

 

分かりやすく言うとジプシーがかっこいいと思う。彼らは全財産を着て歩いており、オシャレのために着ているわけじゃない。生活のために着ているものほどかっこいいものはない

text by https://www.wwdjapan.com/articles/307602


私の敬愛するデザイナーである山本耀司氏のインタビューの一説であることの文言は、私が上で提案した内容の本質を付く言葉ですね。

ヨウジヤマモトは、40年近くパリコレでコレクションを発表する世界的デザイナーズブランド。

photo by https://www.fashion-press.net/collections/4663

こちらの記事でも解説していますので、興味がある方は読んでみてください。

【ブランド解説】ヨウジヤマモトは、「お金をかけないオシャレ」上級者におすすめのブランド

 

40年に渡って「オシャレの為の服」を作り続けているデザイナーが放つ、「生活のための服が一番カッコイイ」という一言。

一見矛盾しているようですが...。

ジプシーの重ね着には到底かなわない。だからこそノマドの迫力に挑戦し続けているところもある。

40年以上服を作り続けられる原動力はここにあるのでしょう。

世界的デザイナーが40年以上挑戦続けても、たどり着けない「生活の為の服のカッコよさ」。

生活必需品をオシャレに着る...という私の提案の本質はここにあるのです。

 

「自分らしい服装がしたい」「人と一緒はイヤだ」というファッションの悩みを持っている人も多いでしょう。

ライフスタイルって人それぞれですよね?

職種によっても、服装は千差万別ですし……。
休日の過ごし方や趣味だってひとそれぞれ。

ライフスタイルが違えば、生活必需品的な服のテイストも変わってくるものです。

それを組み合わせて、「お出かけ用の服装」を作れば、十分個性的・あなたらしい服装が可能となることでしょう。

買うか悩んでいるとき・何を買うかわからない時、
「自分の生活スタイルにその服は絶対必要なのか?」
「自分の生活スタイルを楽にしてくれる服は何か?」

これを自問自答してみてください。

無駄買いや買い物迷子になることはなくなるだけでなく、自然と自分らしいファッションが作り上げられていくことでしょう。