スーツ・シャツはどれ位の頻度で、クリーニングに出せばいいの?

現役販売員の鶴田です。

 

スーツは半年に1度・シャツは着た翌日までに洗濯するのが理想です。「毎日洗濯はヤダな」という人のためのお手入れ術も解説。

 

オシャレの基本「清潔感」について学べる記事です。

 

 

オシャレの基本は「清潔感」

オシャレに一番大切なのは、なんだと思いますか?

 

「高級感?」

「コーディネート?」

「トレンドのファッション?」

 

実はオシャレに一番大切なのは、「清潔感」。

 

人間には「生存欲求」という欲望があります。

「生きていたい」

「健康でいたい」

とか、そういう欲求のことですね。

 

これは人間の欲求の中でも、もっとも強い欲求。中学・高校くらいで習った、「マズローの欲求5段解説」で見ても、生存欲求は最も強い最下層に位置しています。

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まあ、当然と言えば、当然。で、この生存欲求を刺激してしまうのが「不潔」。

 

不潔な人や物が近づくと、「病原菌」や「感染症」の可能性を本能的に察知して、そこから遠ざけようと、脳から指令が出ます。

 

どんなに

  • コーディネートがキマッていても
  • 高価なブランド物を身に着けていても
  • 流行を取り入れていても

不潔だと、オシャレ云々の前に、人が寄り付かなくなってしまう。そういうことですね。

 

と、いうことで、オシャレには清潔感が何よりも大切なわけですが。そこについて回るのが「服のお洗濯」。

 

下着のように、着たらすぐに洗う服は、良いとして...。

 

スーツのように、頻繁には洗わない洋服の場合は、どれくらいのペースでクリーニングに出せばいいのか、迷ってしまうもの。

 

今回は、清潔感を保つためのお手入れ、とりわけ「お洗濯の頻度」に特化した内容でお送りします。

 

 

スーツのクリーニングは、半年に1回でオッケー

現役販売員キャリア10年超の私調べだと...。

 

スーツは、週1ペースでクリーニングに出す人が多いようです。

 

でも実は、コレ洗いすぎ。

 

通常クリーニングで使う洗剤は、汚れも強力に落としてくれる半面、生地そのものにもダメージを与えてしまう。

 

スーツの原料は主に、羊毛。羊毛は、表面にごくわずかですが油分を含んでいます。この油分がスーツ特有の高級感のあるツヤを出してくれるわけですが...。

 

洗浄力の強いクリーニング屋さんの洗剤は、汚れと一緒に、羊毛の油まで落としてしまうのです。

 

「クリーニングに出すとなんとな~く風合いが変わっちゃうんだよね」

 

なんて思った経験のある方。実は、クリーニング屋さんお洗浄力の強い洗剤で、ウールの油分まで落としてしまっているのが原因。

 

もちろん、汚れや生地の状態に合わせて、風合いを損ねないように、努力してくれるクリーニング屋さんもいますが...。クリーニングに出しすぎてしまうと、油分が落ちて、どうしても風合いが劣化してしまうのです。

 

「じゃあ、どれくらいのペースでクリーニングに出せばいいの?」

 

実は、クリーニングは半年に1回。つまり衣替えのタイミングで1回出せばオッケーなのです。

 

上でも説明しましたが、羊毛の表面は油分でコーティングされています。この油分で、ごくわずかな水分なら、はじいてくれるのが羊毛のすごいところ。

 

つまり、汗などの水溶性の汚れなら、はじいてくれるのが羊毛なのです。

 

さらに、ウールは呼吸する素材と言われています。はじききれなかった水分などは時間をかけて自力で、外部に放出することが出来ます。

 

この時に臭いも一緒に放出してくれるのが、ウールの特性の一つ。つまり、防臭効果もあるのがウール...ということ。

 

不潔の原因である、「汗」と「臭い」を防ぐ効果を持っているのがウール。頻繁にクリーニングしなくていいのは、そのため。

 

半年に一回、ウールの特性では防げない「油性の汚れ」を半年に1回落とせばいいだけなのです。

 

 

清潔感を保つには、3~5着のローテーションは必須

「でも、半年に1回のクリーニングだと、なんとなく不潔な気がする...」

 

着用頻度が、あまりに高いスーツは、半年に1度のクリーニングでは確かに不潔。

 

ウールがはじくことが出来る水分は、ごくわずかな量に限られるし...。スーツが臭いを吐き出すのにかかる時間は、着用した時間の約3倍の時間が必要。1日12時間前後の着用の場合、臭いの放出にかかる時間は、36時間。つまり二日は休ませないといけないわけです。

 

しかも、スーツは臭いを蓄積された汗と、一緒に放出します。

 

1~2着程度でのローテーションだと、2日間の休息時間を確保できず、汗も臭いもスーツに蓄積させてしまいます。

 

スーツの特性を引き出して、スーツを清潔に保つには、2日間の休息を確保できる着数。つまり最低でも3着のスーツが必要になるのです。

 

 

夏場はウォッシャブルスラックス・スーツを家庭洗濯が理想

基本的には、上で説明したように手入れをしていれば、スーツの清潔感はキープできますが...。

 

大量に汗をかく真夏は、その日のうちに洗ってしまいたいのが、心情というものです。

 

でも、毎日クリーニングに出すのは経済的にも負担だし。上で説明したように、頻繁なクリーニングは、ウールの風合いを損なってしまいやすい。

 

そこで、おすすめなのがウォッシャブルスラックスやスーツ。

 

その名の通り、家庭で洗濯できるのがウォッシャブルスラックスやスーツの特徴です。

 

家で洗えれば、クリーニング代もかからないので、毎日洗っても経済的。

 

しかも、ウォッシャブルスラックス・スーツは大抵ポリエステル100%か、ポリエステル混紡。ポリエステルはウールよりも、丈夫な素材です。洗濯を重ねても風合いが劣化しにくい。

 

しかも、しかも、ポリエステルは、形態安定性のある素材。洗濯後に、アイロンはかける必要もありません。

 

家庭で気軽に、洗えて、キレイなコンディションをキープしやすいのが、ウォッシャブルスラックス・スーツの最大のメリット。

 

汗を良くかく真夏は、ウォッシャブルスラックス・スーツを利用するのが、清潔感を保つのにおすすめです。

 

 

シャツは着たその日、もしくは翌日中の洗濯がオススメ

お次はシャツについて。

 

シャツは、スーツと比べて、肌に触れる面積も多く、汗や皮脂を吸収しやすい。なんたって、シャツのルーツは下着ですからね。汗や皮脂を吸収してなんぼのもんです。

 

で、この汗や皮脂。放っておくと雑菌がどんどん繁殖してしまいます。

 

雑菌は、痛める原因の一つ。放置しておくと、黄ばみが強くなったり、汚れが落ちにくくなったり...。良いことは一つもありません。

 

シャツは着た当日に洗う。忙しくてそれが無理でも、翌日中には洗うのが、汚れを残さないコツ。

 

 

週末にまとめてクリーニングなら、白シャツは週の後半に着よう

「アイロンがめんどくさいから、シャツは週末にまとめてクリーニングなんだよね」

 

そんな人は、週の頭に白シャツの着用は避けて方が無難。

 

上で説明したように、着用時に付いた汗や皮脂は、時間を置くと、雑菌をどんどん繁殖させます。

 

これによって、シャツが黄ばんだり、汚れが落ちなくなったり...。

 

シャツで、一番汚れが目立つのが、白シャツ。週の頭に着用した白シャツは、雑菌がどんどん繁殖して、汚れや黄ばみが定着してしまいます。

 

これが続くと、クリーニングに出してるのに、襟の裏が何だか汚い...なんてことに。

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週末にまとめてクリーニングに出す場合は、どうしても週の頭に着用したシャツは、汚れや黄ばみが定着しやすい。

 

となれば、週の頭に着用するシャツは、汚れや黄ばみの目立たない柄物・色物が良いでしょう。

 

 

「でも、月曜日は何となく白シャツの気分なんだよね」

 

そんな時は、形態安定の白シャツを着用するのが良いでしょう。

 

シャツをクリーニングに出す人の、大半は「アイロンが面倒くさい人」。形態安定シャツなら、洗濯機で洗っても、アイロンいらず。

 

週末のクリーニングを待たずして、洗濯をすることが出来ます。これなら、白シャツでも汚れや黄ばみの定着を押さえることが出来るでしょう。

 

 

とはいえ、気に入ったシャツ・上質なシャツに限って、「形態安定」ではない...なんてこともあるものです。

 

お気に入りの白シャツ・上質な白シャツは、週の後半に着て、汚れや黄ばみが定着しないようにする。

週の頭に着用する白シャツは、形態安定のシャツにして、当日か翌日中に洗う。

 

このダブルスタンダードが、白シャツを清潔に保つ秘訣になるでしょう。

 

ちなみにクリーニングにシャツを出す場合、ある一言を言うだけで、シャツの風合いがグッと現代的にすることが出来ます。

 

詳しくはたったコレだけ!あなたのシャツをタダでオシャレにする方法で解説しています。

 

 

今回はここまで。最後まで読んで頂きありがとうございます。