ファストファッションってダサいの?粗悪なの?賢いファストファッションの使い方

現役販売員の鶴田です。

ファストファッションを批判するアパレル関係者が意外と多いものです。

彼らが言うようにファストファッションは「粗悪品」「ダサい服」なのでしょうか?

アパレル関係者が語らないファストファッションの良さ・選び方の解説回です。

 

アパレル関係者がファストファッションをディスる理由

「あれ(ファストファッション)はどの会社でも作れるもの」
「ファストファッションはファストフードと一緒。すぐにまずくなる」
「ファストファッションは安物買いの銭失い」

これは、私が所持するファッション関連の書籍に使われている文言。

アパレル関係者は、ファストファッションを推奨しない人も多いのです。

理由は簡単。

彼らは、高級品を驚くくらい安く手に入れる手段を持っているから。

例えば、

  • 自社商品を社員割引で買えたり(大体50~80%オフといったところ)
  • ファミリーセール・サンプルセールに呼ばれたり(これまた50~80%オフが相場)
  • デザイナーなら無料で自社商品が手に入ったり
  • 有名スタイリストなら、無料で提供されたり

つまり、高級品をファストファッション並みのプライスで調達できてしまうのです。

「ユニクロで買うくらいなら、あと3000円プラスして、社割で3万円相当の服が買えちゃう」なんて言うのが、アパレル業界人の一般的な買い物環境。

そりゃ「ユニクロなんて...大したことないよ」「お金の無駄使いだよ」って言っちゃいますよ。

ファストファッションのすごさやコストパフォーマンスの良さを肌で感じることが出来ない。もしくはファストファッションを必要としない環境にいるわけです。

買い物環境が全く違うわけですから、アパレル関係者の「ファストファッションなんて...」という言葉をうのみにする必要はありません。

古着のお得感は、ファストファッションと一緒

アパレル関係者がおすすめする安い服...と言えば「古着」というのが相場。

古着は「ブランド古着」と「ビンテージ古着」と、その両方の特徴を持つ「ビンテージブランド古着」の3つに分類できます。

「ブランド古着」は、その名の通り有名高級ブランドの中古品のこと。

「ビンテージ古着」は、ブランドは問わないけど年代物の古着のこと。英国貴族がフルオーダーで作ったスーツが流れに流れて古着屋に...なんてケースもビンテージ古着に分類されますね。

「ビンテージブランド古着」は、年代物かつブランドの中古品...80年代のアルマーニの服なんて言うのはビンテージブランド古着ですね。

どれも「昔は高かったものが、中古になることで安く手に入る」というのが共通のメリット。

状態さえ良ければ、かなりお買い得なのは理解できるでしょう。

中にはレアものゆえに、新品当時よりも値上がりしているものもありますが、それはレアなケース。

基本的には、「昔の高級品が安く手に入る」というのが、古着の特徴ですね。

実は「昔の高級品が安く手に入る」というのは、ファストファッションも一緒。

ユニクロが扱っている「メリノウール」「スーピマコットン」「超長綿」は、7年ほど前なら高級ブランド(Tシャツで1万円以上が相場のブランド)でしか扱っていなかった素材です。

それを生産数を極大化(服はたくさん作るほど、1着当たりは安くなる)、生産背景を整えて、超効率化することで生産コストを抑えて、格安で提供しているのが、ユニクロのビジネスモデル。

「昔は高級品でしか使われていなかった素材を安く提供」しているわけです。

ネッ?

昔の高級品が安く手に入る...という文脈は古着と一緒でしょ?

ユニクロ以外のファストファッションは、ユニクロのような「高級素材を安く提供」というモノ作りはしていませんが...。

その代わり、ユニクロ以外のファストファッションは、デザインに特化しているモノ作りをしています。

最新トレンドを意識したデザインをそれなりの素材で格安で提供するビジネスモデルですね。

最新トレンドのデザインなんて、7年くらい前なら、高級ブランドでしか買えなかったものです。

カジュアルでも使えるスーツなんてつい5年前までは、高級ブランドにしかありませんでしたが、今ではGUで8000円の格安良品が手に入ります。

コスパが最もいいスーツ
photo by https://im.gu-global.com/lookbook/style/04_32_0030_1114_181228-xxl.jpg


それを格安で提供しているのが、ユニクロ以外のファストファッション。

これまた、「昔は高級品でしか扱われなかったデザインを、安く提供」していますね。

「昔は高級品だったものを格安で提供する」という文脈は古着と一緒なのに、古着は良くて、ファストファッションはダメ...なんておかしいでしょ!!アパレル関係者の皆さん!!

アパレル関係者は「ユニクロなんて...」「ファストファッションなんてゴミ!」という人もいますが...。

それはアパレル関係者が社割や無償提供、ファミリーセールなどで格安で高級品を手に入れることが出来る環境にいるから。

文脈を紐解くと、アパレル関係者が「お金をかけないオシャレ」として推奨する古着とファストファッションは何ら変わりありません。

ファストファッションは、粗悪品でもダサい服でもありません。

古着同様、目利きこそ必要ですが...。逆に言うと、目利きさえあれば、「高級ブランドとそん色ない素材」や「高級ブランドに引けを取らない最新トレンドのデザイン」を格安で手に入れることが出来る優良な服です。

何度もでも言いますが、アパレル関係者の「ファストファッションなんて...」という言葉なんて気にする必要はありません。

ファストファッションと古着の使い分け方

「昔の高級品を格安で手に入る」という文脈は一緒の古着と、ファストファッションですが...。

古着は基本的にどれも1点もの。1点ものゆえに人と被ることはありませんが、品ぞろえが安定していないため「目的買い」をしようとすると、なかなかニーズに合うものが見つからず、苦労するはず。

どちらかというと、目的を決めずに「宝探し」感覚でお店を回るのが良いでしょう。

逆にファストファッションは基本的に大量生産。人と被りやすいのがデメリットですが、品ぞろえが安定しているため「目的買い」には適しているでしょう。

お金をかけずにオシャレをするなら

  • 人と差別化できるアイテムを探すなら「古着」
  • 「目的買い」をするなら、ファストファッション

を利用するのが良いでしょう。

 

ファストファッションでは、定番品を狙え!!

ファストファッションは、粗悪でもダサい服でもありませんが...。

どれも優良な服かというと、そこはハズレも多いのも事実。

実はファストファッションは、ハズレの服が多いことがほとんど。

これで「アタリ」ばっかりだったら、イモンモールにいる人すべてオシャレになっているはずですからね(^-^;

このハズレ率の高さも、アパレル関係者が「ファストファッション」を毛嫌いする理由の一つでしょう。

でも、ハズレ率の高さなんて、アパレル関係者が大好きな「古着」も同じようなものですけどね...。

もっと平等なスタンスでモノを批評しましょうよ、アパレル関係者の皆さん。

何の話だっけ...。

そう、そう、ファストファッションには「ハズレ」も多いという話でしたね。

こればかりは、目利きを養うしかありませんが...目利きを養うのは時間がかかるもの。

そこですぐに実践できる簡単なコツを。

それは「各ブランドが得意カテゴリーの服だけを見る」ことですね。

餅は餅屋。そのブランドが得意なアイテム(≒定番品)の中から、選べばハズレを引く確率はグッと低くなります。

料理と一緒で、作り慣れているモノを作ったほうが良いものが出来やすいものです。

ここでいう、定番品とは、ジーンズとか白シャツとか、ファッションにおいての定番...ではなくて、各ブランドが毎シーズン必ず作っているアイテム(もしくはシリーズ)のこと。

奇抜なデザインのパンツでも、そのブランドが毎シーズン作っていれば、立派な定番品...ということですね。

私は、ファストファッションならユニクロとguをよく利用しますが、各ブランドの定番品は

  • guはセットアップ
  • ユニクロは、「スーピマコットン」「メリノウール」「エクストラファインコットン」「スウェット」シリーズ

といったところですね。

 

これらの定番シリーズには必ず目を通し、購入しますが、ほぼハズレ無しです。

ぜひご参考に!!

今回はここまで最後まで読んでいただきありがとうございます。