【ブランド解説】ヨウジヤマモトは、「お金をかけないオシャレ」上級者におすすめのブランド

現役販売員の鶴田です。

立ち上げからもうすぐ2年が経とうとしている当サイト。

当初は、「ユニクロ」や「GU」など、手ごろなプライスのブランドを紹介していきました。

それもこれも、当サイトが「お金のかからないオシャレ」を提唱しているから。

とはいえ、当サイトではなんでも言っていますが、お金のかかる・かからないは、「購入金額÷使った回数」つまり1回使う辺りいくらなのか?で判断するモノです。

となれば、高級品でもたくさん使えば、「購入金額÷使った回数」で考えれば、中長期的に見るとお金のかからないオシャレになるわけです。

てなわけで、「そろそろ高級品を紹介してもいいのでは?」ということで、当サイトでは初めてに近い「高級ブランド解説」です。

お金のかからないオシャレには必須の「たくさん使う」。

実は高級品は「たくさん使う」には不向きな欠点があるわけですが...。

高級品特有の欠点を解消してくれる極上アイテムを展開する高級ブランド解説の回でございます。

デリケート&デザインフルな服は、着るだけでは元を取れない

お金のかかる・かからないは、「購入金額÷使った回数」つまり1回使う辺りいくらなのか?で決まります。

これは、何も私が発案した概念ではなく、昔から言われていること。

当サイトも大きく影響を受けている書物である「チープシック」にも、上記を実践する女性のインタビューも載っていましたね。

photo by https://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E2%80%95%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AB%E7%9D%80%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%99%E6%B3%95-%E3%82%AB%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%82%A2/dp/4794200552

それ以外にも、女性スタイリスト地曳いく子さんも、著書で似たような概念を記しています。

photo by https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%8D%E3%82%92%E8%B2%B7%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%89%E3%80%81%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84-%E5%9C%B0%E6%9B%B3-%E3%81%84%E3%81%8F%E5%AD%90/dp/4800237394

実はファッション業界界隈では、「購入金額÷使った回数」の概念は知られているモノなのです。

とはいえ、実は「購入金額÷使った回数」の概念で意外と語られていないこともありまして...。

高級品は脆いのです。

高級品はいわば、嗜好品もしくはぜいたく品。

見た目をとことん重視するので、細く艶のある糸・優雅に揺れる柔らかい素材を使うことが多いのです。

細く糸・柔らかい生地は、太い糸・硬い生地と比べると当然脆いものです。

たくさん使って元を取りたくても、脆いゆえに、休み休み使わなくてはいけないのが高級品。

どうしても「使う回数」が少なくなってしまうのです。

しかも、高級品にはデザイン性の強いアイテムが多い。

とりわけ、デザイナーズブランドの場合、その傾向は顕著ですね。

デザイン性が強いと、着用できるTPOが限られてしまって、これまた「使う回数」が限られてしまう。

素材の耐久性の面でも、デザイン性の面でも着用回数が限られてしまうのが高級品なのです。

「使える回数なんて、関係ないんだ!」

「たくさん使って元を取る…貧乏っちいな」

なんて思う方には、別になんの問題もない話ですが…。

 

限られたお金で、ピンからキリまで、いろんなブランドを楽しみたい……なんて私みたいなタイプの人には大問題なわけです。

どんなにオシャレな服でも、めったに着ることがない…なんて服にお金をかける余裕は私の懐にはありません(笑)

繊細な高級素材も圧倒的な差別化を計れるデザイン性の強い服も、たくさん使って長い目で見ると「やすい買い物だったな〜」と、思えるようにしたい!!

「そこまでして、高級品を着る意味ってあるの?」

シンプルなデザインならば、上質な素材の服はユニクロでも手に入ります。

メリノウールにカシミヤにスーピマコットンなど、昔はどれもウン万円払わないと手に入らない高級素材でした。

でも、今ではユニクロで数千円で手に入ります。

手に入りますが…ユニクロの商品企画は万人向け。つまりシンプルなデザインなのです。

シンプル故にどうしても着こなしが地味になってしまいがち。

若ければ、guや海外ファストファッションなど格安でトレンド感のあるデザイン服を取り入れるのも1つですが…。

素材がチープ故に、私の様な30代中盤くらいになってくると子供っぽく見えてしまうのも事実。

そこでデザイン性が強い高級服=デザイナーズブランドです。

デザイン性と高級感をあわせ持ったデザイナーズブランドのアイテムは、おとなっぽさを損なわず、かつ脱地味を計るのにうってつけのアイテムなのです。

眺めても楽しめる服をラインナップしているのが「ヨウジヤマモト」

着るだけでは、なかなか元を取りにくいデザイナーズブランドの服。

ですが、大人が脱地味を図るうえで、この上ない仕事をしてくれるのもデザイナーズブランドの服。

それに、デザイナーズブランドの服は、高級品ゆえに流通量もそれほど多くない。

流通量が多くないから、取り入れている人も少ないから周りと差別化も出来る。

オシャレって偏差値みたいなものですからね。プラスのベクトルで周りと差別化出来ているから、「オシャレ」という評価を獲得できるわけで...。

「差別化」は重要な要素なのです。

でもデリケートなんだよな~
デザインが強くてTPOを選ぶんだよな~
ただでさえ高いのに、たくさん使えないから余計割高なんだよな~

そんな、「お金のかからないオシャレ」特有の悩みを解決するポイントは、「眺めても楽しめる服」いわば「アート性の高い服」を選ぶこと。

ヘタなポスターを部屋に貼るより、ヘタな絵画を壁にかけるより、「この服を部屋にかけておいた方が、100倍部屋がオシャレな雰囲気になんじゃね?」と思える服を選びましょう。

服かつインテリアにもなりうる服なら、「着る回数」が少なくても「インテリア」としては毎日機能してくれる...ということですね。

結果的に「使う回数」も増え、「購入金額÷使った回数」のコスパもよくなり、お金のかからないオシャレが可能になります。

どんなにオシャレな着こなしをしていても、部屋がダサいと、いざという時に台無しですからね。

1着の服で、着こなしも部屋もオシャレにしてしまいましょう...という魂胆です。

とはいえ、実は私...恥ずかしながらアートに対するアンテナは全然ありません。

圏外レベルですよ。

美術館に行っても、速足でパ~っと見てお終い...みたいな感じです。

「芸術品のごとく完成度の高い服」を部屋に飾っても、なんら感動も刺激も受けません(^-^;(もちろん、着れば感動・刺激を受けますよ)

そんなアートに対する感度が、ゲキ低の私でも、見て感動・刺激を感じられる服。もちろん、着ることで「脱地味」「差別化」を図れる服。

そんなアイテムを数多くコレクションしているブランドが、パリコレでも活躍する日本を代表するブランド「ヨウジヤマモト」なのです。

photo by https://www.fashion-press.net/collections/4663

簡単に「ヨウジヤマモト」を解説すると

81年に発表したパリコレクションで当時タブーとされていた“黒”を前面に押し出したショーを発表し、“黒の衝撃”と称され一大旋風を巻き起こす。賛否両論の評価を受けつつも、時代に流されないその反骨精神モード業界に革命をもたらす。

 

山本のデザインは、彼の打ち出したアシメトリックなカッティング、身体と服の間に空気をはらむようなシルエットは、ボディコンシャスな時代のファッションの慣習を覆すものだった。素材感でみせるレイヤードやドレーピングで見せる独自のスタイルは、ファッションの美意識を書きかえ、伝統的な男性服のスタイルを女性服にとり入れるなど、彼のコレクションはジェンダーの固定観念を打破したと言われる。アバンギャルドかつクラシックなスタイルは、80年代以降、世界を代表するデザイナーへとなっていく。また、次のデザイナー、例えばマルタン マルジェラドリス ヴァン ノッテン、弟子だったエンニョ・カパサ(コスチューム ナショナル)らに影響を与えていく。
text by https://www.fashion-press.net/brands/42

「モード系」なんて言葉を聞くと、全身黒の着こなしをイメージする人も多いはず。

モード系
photo by http://mo-dofasyon.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_141/mo-dofasyon/2011-09-09_132330.png

そんな「モード=黒」のイメージを世間に定着させたのは、ヨウジヤマモト...と言っても過言ではないでしょう。

って説明すると、なんとな~く「スゴイブランドなんだな~」というのが理解できるでしょう。

「ヨウジヤマモト」は近年アート性を高めたコレクションを発表しています。

 
 
 
 
 
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Yohji Yamamoto SS19 Homme show Photo by Monica Feudi #YohjiYamamoto #SS19 #PFW #Menswear #Fashion

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そのアート性の高さゆえに着ても・眺めても楽しめるのがヨウジヤマモトの服なのです。

デザイナー山本耀司の言葉は、「見る魅力」を持つ

近年ヨウジヤマモトが多用するデザイン手法が、「山本耀司直筆のメッセージ」をプリント。

 
 
 
 
 
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Yohji Yamamoto SS19 backstage Photo by @elise_toide #YohjiYamamoto #SS19 #Backstage #Fashion #Menswear

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#yohjiyamamoto #血まみれ参上 #over40style

Junko Tsuruta(ファッションカウンセラー)さん(@junko_tr)がシェアした投稿 –

山本耀司氏は、自身も言っていますが、「山本耀司語録」なるものがネットでも散見されるくらい、その一言一言に重み...というか哲学を感じるデザイナーです。

例えば、「なぜ黒い服ばかり作るのですか?」という質問に、「人の目を汚したくないから」と返答は、品のあるオシャレ、悪目立ちしないオシャレを目指す私の心にズンと響きましたね。

他にも一番上の画像の「全部やって死ね」というのも、一分一秒も無駄にしたくない私には、背筋が伸びる一言。

一番下の画像、「血まみれ参上」は妻のインスタ画像のですね。

兼業主夫&兼業主婦で夫婦二人ともファッションブロガーの私たち夫婦。世間一般と違う私たちのワークスタイルはトライ&エラーの日々。

ある意味「血まみれ」ですよ(笑)

我が家にピッタリに一言ゆえに、夫婦兼用として結婚記念日に購入。

着用するとき以外は和室に、掛け軸のごとく鎮座しています。


※リンク三枚目の画像が和室にかけてある様子

アートに対するアンテナが低い私でも、こういう直球なメッセージなら、しっかり理解することが出来ます。

家にかけてある「血まみれ参上」の文字を見ると、勇気づけられるというか...奮い立たされます。

「人間だもの」的な優しいポエムも素敵だと思いますが...怠け者の私には、ヨウジヤマモトくらいの強いメッセージで奮い立たされるくらいがちょうどいいでしょう(笑)

公式動画ではないので、リンクは貼れませんが...。

「山本耀司」で動画検索してみてください。

山本耀司の哲学的な言葉・彼の思考の魅力を感じ取れるはず。

とはいえ「さすがに着るの恥ずかしい」という人も多いでしょう。

また別の機会で、「メッセージ性の強いヨウジヤマモトの服をさりげなく着こなす」コーディネート企画を予定しています。

楽しみにお待ちいただければ幸いです。

動いたときに、優雅なドレープを描くシルエットがヨウジヤマモトの「着る魅力」

「見る魅力」が、山本耀司の言葉・メッセージだとするなら、「着る魅力」はドレープ感。

ドレープ感ってファッション雑誌などでは、比較的使われる言葉ですが...ようはヒラヒラ感ですね。

生地が歩く度に優雅に揺れるさまを表現した言葉です。

ヨウジヤマモトのコレクションを見ればわかりますが、歩く度に、生地がユラユラ優雅に揺れているのがわかるはず。

ドレープ感は高級感の象徴の一つ。

ドレープ感を出すには、上質な柔らかい素材でビッグシルエットを作らないと出せません。ピタピタフィットでは、素材がどんなに柔らかくても生地は揺れませんからね。

ビッグシルエットは生地をたくさん使わないと作れない。

高級な生地をふんだんに使って、作られるドレープ感は着こなしに高級感を感じさせます。

しかもグラフィカルなプリント・ワイドなシルエットは、着こなしの全体のバランスに変化を与え、「脱地味」を実現させてくれます。

着ても眺めても、「使える」ヨウジヤマモトの服。

お値段もずばり高級品なモノが多いですが...派生ブランドも多く、手ごろな値段の展開もアリ、間口は意外と広め。

一度オンラインストアを覗いてみるのをおすすめします。(フルラインナップではないけど...)

https://theshopyohjiyamamoto.jp/

ちなみに、「眺めても楽しめる」とは言っても、洋服ですからね、着てなんぼなのも事実。

少しでも着れる機会を増やすために買うなら

  • 薄手の長袖シャツ
  • 通年生地のパンツ
  • 3シーズン使える羽織もの

辺りがおすすめです。

ぜひご参考に。

今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。